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» 2018年12月06日 15時00分 公開

注目すべき新興企業:「次なるTesla」を目指す、中国EV各社が優勢 (1/3)

Teslaは、型破りなリーダーElon Musk(イーロン・マスク)氏の指揮の下、世界の電気自動車(EV)産業を一変させた。Teslaに関しては厳しい状況が続いている中、「次なるTesla」になることを目指し、EVのスタートアップ各社が競争を繰り広げている。

[George Leopold,EE Times]

 Teslaは、型破りなリーダーElon Musk(イーロン・マスク)氏の指揮の下、世界の電気自動車(EV)産業を一変させた。TeslaおよびMusk氏をめぐっては、さまざまな出来事が起こり、Teslaは今後の成功だけでなく生き残りさえもが疑問視されている状態ではあるが、同社がEV市場を持続可能なものにしたことは紛れもない事実だ。

 EE Timesが以前報じたように、Teslaのある顧客は、「Model 3」の納車まで2年待ち、5万米ドルも支払ったが、この車に満足しているという。「Model 3によって、“リアルな”EVが体現された」と感じているからだ(関連記事:「テスラの自動運転車開発、マスク氏の計画は甘過ぎたのか」)。

Teslaの「Model 3」

 “次なるTesla”となるのは、どのEVメーカーだろうか。実績のある自動車メーカーだろうか、それともスタートアップだろうか。増え続けるEVメーカーの中で、主要技術を組み合わせて、長寿命バッテリーや迅速な生産、自動運転技術、安全性、洗練されたスタイル、手頃な価格を実現するEVの設計に成功するのはどのメーカーなのか。

 Teslaはこれまでのところ、バッテリー技術や洗練されたスタイルなど、いくつかの点で成功してきたが、Model 3の価格を3万5000米ドルに抑えるという目標はまだ達成していない。だが、Teslaの存在が、GM(General Motors)や日産自動車、BMW、Porscheといった他の大手自動車メーカーにとって、EVという新たな“金の卵”の開発を加速する原動力となったのは間違いないだろう。ただ、開発されたEVの多くは、生産台数が少なく利益率が高い小規模ハイエンド市場をターゲットにしている。現時点では、市場規模と生産能力に限りがあるからだ。

 Teslaの最大の強みは、これまでに提供した「Model S」「Model X」およびModel 3という、合計30万台以上のEVで収集した膨大なデータだ。このデータは、次世代の自動運転車の開発を目指す潜在的な“Teslaキラー“にとって非常に高いハードルとなっている。VSI(Vision Systems Intelligence) Labsの創設者兼主席アナリストであるPhil Magney氏は、Teslaの顧客データについて、「あらゆる利用データは同社のEVのアルゴリズムの訓練だけでなく、優れた市場分析にも活用されている」と述べている。

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