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» 2018年12月19日 11時30分 公開

福田昭のデバイス通信(173) Intelの「始まり」を振り返る(6):Intelの創業5年目(前編) 収入が前年の2.5倍に、初めての営業黒字を計上 (1/2)

Intelの創業5年目となる1972年は、同社にとって記念すべき年となった。創業以来、初めて黒字になったのである。

[福田昭,EE Times Japan]

製品の売り上げが前年の2.5倍に拡大

 Intelの公式文書である「年次報告書(アニュアルレポート)」をベースに、Intelの創業期の活動を創業年(1968年)から1年ずつ記述する連載の第6回である。前々回前回は創業4年目である1971年の活動と業績を前後編で解説した。今回からは、創業5年目である1972年の主な業績と活動をご紹介する。

1972年の主な出来事。Intelの年次報告書(アニュアルレポート)を基に作成(クリックで拡大)

 1972年のIntelで最も注目すべき出来事は、通年の営業損益が創業以降で初めて、黒字になったことだろう。総収入が前年(1971年)の2.48倍に伸び、2341万6659米ドルに達した。総経費は1935万3059米ドルである。総収入から総経費を差し引いた営業損益は、406万3600米ドルの黒字となった。最終損益も黒字で、純利益が308万3600米ドルとなった。なお、総収入の大半を占める製品の売上高は2297万729米ドルで、前年の2.50倍である。

1972年の業績ハイライト。Intelの年次報告書(アニュアルレポート)を基に作成。なお、1971年の業績は1972年1月の発表後に修正が入っているので前回とは数字がわずかに異なる。留意されたい(クリックで拡大)
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