NIDays 2011 開催リポート

ものづくりの分野でアジアの新興勢力が存在感を増している。「Made in Japan」が世界を席巻した時代は遠くに過ぎ去った。

かつて「ものづくり立国」を標榜した日本。しかし日本の製造業は今、少子高齢化や低所得化の進展によって、国内市場の縮小に直面している。加えて、国際競争力を維持しながら人件費などの大幅なコストの削減が求められるなか、製造拠点を統廃合したり海外に移したりする動きも急だ。産業の空洞化が懸念されるこの状況で、われわれは何を目指すべきなのか。その答えの1つがこれだ――。

日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は、「『ものづくり』から『価値づくり』へ― 日本の頭脳を最大限に活かす、グラフィカルシステム開発 ―」をテーマにテクノロジイベント「NIDays 2011」を開催した(2011年12月1日、東京・品川)。

「この状況下においても、日本は研究開発拠点としての役割移行や高付加価値製品の国内製造堅持など、状況を的確に捉え順応しつつあります。まさに今、日本のものづくりは進化の過程にあるといえるのではないでしょうか」。こう語るのは同社の代表取締役を務める池田亮太氏だ。さらに同氏は続ける。「世界市場における日本の存在感を維持していくためには、単に機能やスペックという『機能的価値』の追求にとどまらず、顧客にとって特別な意味をもたらす『意味的価値」の創出を実現させる必要があります。つまり『ものづくり』から『価値づくり』へのシフトが新たな差別化要素を生むことになるのです」。

そのシフトを加速させる強力なツールになり得るのが、ナショナルインスツルメンツが提唱する新たな開発手法「グラフィカルシステム開発」である。NIDays 2011では、グラフィカルシステム開発をコンセプトとした最新技術やソリューションが紹介され、ものづくりに携わる開発者にとって新たな道筋を見出す好機になった。

この特設サイトでは、今回のテクノロジイベントで特に注目度の高かったセッションの模様をまとめてリポートする。

EE Times Japan Special

NIDays 2011 開催リポート:

NIDays 2011のランチョンセッションでは、「エネルギー産業における価値づくり」について、建設、電機、制御システムおよびシンクタンクという各分野からパネラが参加してのディスカッションが行われた。「ものづくり」から「価値づくり」へと、大きな戦略の転換が求められている中、パネルディスカッションでは、「スマートエネルギーへの取り組み」「省エネとインセンティブ」「エネルギー産業とグローバル化」という興味深い3つのテーマで意見交換が行われた。

(2012/01/30)
NIDays 2011 開催リポート:

EV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド車)などの次世代自動車を開発する手法として、メカニクスとエレクトロニクスの設計を連携させた新しいモデルベース開発が注目されている。ナショナルインスツルメンツ(NI)とメンター・グラフィックスは、それぞれのツールを連携させることで可能となるエレメカ混在システム設計ソリューションを紹介した。

(2012/01/26)
NIDays 2011 開催リポート:

1990年代には、設計品質の向上を掛け声に、電子機器設計の現場にシミュレーションの導入が盛んに進んだ。そして今、「シミュレーションとテストの融合」という新たな取り組みが始まっている。シミュレーションツールとテスト/計測機器それぞれのトップベンダが一堂に会し、その現状と将来像を語った。

(2012/01/25)
NIDays 2011 開催リポート:

超低燃費を追求した次世代の電気自動車のコンセプトモデルと、それとは対照的な超大型の電動フルトレーラシステム。新たなコンセプト車両の開発にいかに取り組むか。日本自動車研究所のFC・EV研究部 性能研究グループの研究員である島村和樹氏が、車両制御ECU開発の舞台裏を語った。

(2012/01/24)
NIDays 2011 開催リポート:

かつてモノづくり立国として世界をリードした日本が、リーマンショック、そして東日本大震災により、製品製造の見直しを余儀なくされている。そんな中、工業製品は、便利・安いといった「機能的価値」にとどまらず、顧客にとって特別な意味をもたらす「意味的価値」の創造が求められる。

(2012/01/23)

NIWeek 2011 開催リポート ― EE Times Japan Special

NIWeek 2011現地リポート:

頭に浮かんだアイデアをグラフィカルな開発環境でブロックダイアグラムとして記述すれば、処理内容をソフトウェアで定義できるハードウェアにそれが実装され、システムができあがる――。NIがこのコンセプトの中核を担うグラフィカル開発環境「NI LabVIEW」を世に出してから25年。今その適用範囲が大きな広がりを見せている。次の25年に向けて同社が描く展望とは?

(2011/09/01)
NIWeek 2011現地リポート:

世界各国でエネルギーインフラの見直しが進んでいる。NIWeek 2011では、新たな時代のエネルギーシステムに取り組む研究者や開発者が未来展望や成果を披露するとともに、NI製品を適用するメリットについて語った。

(2011/09/07)
NIWeek 2011現地リポート:

NIWeek 2011でひときわ多くの参加者を集めたセッションの1つが、家庭用ゲーム機のコントローラからスマートフォン、お掃除ロボットまで、消費者に身近なガジェットを「ハック」するというものだった。「ハック」から、ロボット開発の要諦が見えてくる。

(2011/09/01)
NIWeek 2011現地リポート:

人類はどこから来たのか、今をどのように生きるのか、そしてこれからどこに向かうのか――。大規模な物理実験から高度な先進医療の分野まで、先端科学の挑戦が日々続いている。NIWeek 2011に設けられた「Big Physics Symposium」では、日本が世界をリードする先端科学領域の講演が参加者の関心を集めていた。

(2011/09/05)
NIWeek 2011現地リポート:

NIWeekの大きな見どころの1つが展示会だ。広大な会場にはNIの他、同社のアライアンスパートナーや、LabVIEWプラットフォームに対応する製品のサードパーティベンダー各社がブースを構え、最新の製品や事例が所狭しと並ぶ。今回の「NIWeek 2011」では、日本の出展企業が集合した「ジャパンパビリオン」が設けられ、世界中から集まった参加者の注目を浴びていた。

(2011/09/05)

提供:日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan 編集部/掲載内容有効期限:2012年2月29日

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