Xilinxの「7シリーズFPGA」や「Zynq-7000 EPP」など、FPGAの世界に新しい潮流が生まれている。このトレンドをしっかり見極め、FPGAを使った革新的な設計技術・手順や実装方法を体験できる実践型の技術セミナー「X-fest 2012」が7月に東京と大阪で開催される。PCI Expressからビデオ、無線、組み込みネットワークなど、さまざまなアプリケーション開発のノウハウが満載のこのテクニカルセミナーの見どころを紹介しよう。
2011年のサンプル出荷開始から既に1年以上が過ぎ、次世代開発環境も投入され、いよいよ適用の期が熟した「7シリーズ FPGA」。さらに、「FPGAでもプロセッサでもない」という新コンセプトの「Zynqエクステンシブル プロセッシング プラットフォーム (EPP)」も登場し、これら新世代品への注目度が高まっている。ソリューションベンダー各社によるデザインサポートも加速しており、今すぐ具体的な検討が始められる状況だ。有力ベンダーとアヴネットがタッグを組んで実現するソリューションを紹介しよう。
現代のFPGAは、プログラマブルロジックのみならず、高速シリアルインタフェースやプロセッサ、アナログ周辺回路などを統合した高度なデバイスに進化している。半面、FPGAを使うシステム開発の現場では、旧来とは異なるボトルネックが顕在化し始めた。そこでXilinxは、それらを解消すべく開発環境を刷新した。
ET2011でザイリンクスは、最先端FPGAに搭載する高速シリアルトランシーバの動作を実演した。これまでに公開していたデモの構成から、最終的な製品の形態に近づけた構成で28Gビット/秒の高速データ伝送波形を披露した。
Xilinxは、従来から、特定のアプリケーション領域のFPGA開発に向けてIPや評価ボード、各種ドーターボード、設計ツールなどを取りそろえて提供するサービスを「ターゲット デザイン プラットフォーム(TDP)」と呼んで提供している。今回発表した評価キット群が28nm世代品向けTDPの第1弾となる。
東京エレクトロン デバイスは2012年2月10日、東京・品川で恒例のカンファレンス「TED プログラマブル ソリューション」を開催。展示会場では、パートナー各社とともに“Xilinx 7シリーズ”などに基づく最新のFPGAソリューションの数々を披露した。
ザイリンクスは2011年3月1日、アームのプロセッサコア「Cortex-A9 MPCore」をハードマクロとして集積するFPGA製品群「Zynq(ジンク)」を発表し、同製品群の第1弾となる4品種の詳細を明らかにした。
ザイリンクスは、ARM Cortex-A9 MPCoreプロセッサをベースとするSoCに、同社28nm 7シリーズFPGAのプログラマブルロジックを統合したEPP(Extensible Processing Platform)製品ファミリ「Zynq-7000」を発表した
東京エレクトロン デバイスは2011年2月16日、東京都内でプライベートカンファレンス「TEDプログラマブル・ソリューション 2011」を開催。パートナ企業とともに、FPGAに関する最新の技術・ソリューションを披露した。特に目を引いた「MPUとFPGAの連携」の部分をレポートする。(編集部)
ザイリンクスとケイデンス・デザイン・システムズは、拡張性を備えたZynq-7000 EPP向けバーチャルプラットフォームを共同開発し、ソフトウェア主導のアプローチを組み込みソフトウェア開発者に提供する。
高性能有線通信アプリケーション向けの新型FPGA「Virtex-7 X690T」の伝送波形を公開した。28nm世代の半導体技術で製造するハイエンドFPGAファミリ「Virtex-7」のうち、13.1Gビット/秒のSERDESを80チャネル搭載した品種である。3月下旬にサンプル出荷を始めたばかりだ。
Xilinxは、「2012 International CES」で、車載情報機器向けイーサネットとして注目を集めているEthernet AVBを実装したFPGAを用いて、運転支援システムや車載エンターテインメントシステムのデモを行った。
単一のパッケージに複数のFPGAチップを納める独自技術を適用することで実現した最大規模品である。ロジック規模はASICゲート換算で2000万〜4000万ゲートに相当し、トランジスタ数は68億個に達する。出荷を開始したのはエンジニアリングサンプル品で、量産品の出荷は2012年第4四半期の予定だ。
静岡県・浜松市に拠点を置くシステックは、中核事業の受託設計・製造においてPLD(FPGA)ソリューションに力を入れる。“柔らかい”デバイスであるFPGAの利点を生かす、設計から製造までの一貫対応に強みを持つ企業だ。
あなたは、人に「FPGA」を正しく説明できるだろうか? いまや常識となりつつあるFPGAについて、あらためてその概念から仕組み、最新動向までを解説する。(編集部)
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提供:アヴネット ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan 編集部/掲載内容有効期限:2012年7月19日
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