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「iPhone 6」はどう変わる?間もなく発表…(1/2 ページ)

2014年9月に正式に発表されるとみられている「iPhone 6」。これまでの機種に比べてどのように変わるのか。ディスプレイから充電方法まで、複数の情報がある。

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 Appleの「iPhone 6」に関しては、これまでにもさまざまな情報が飛び交ってきたが、どれが単なるうわさで、どれが事実なのかは分からなかった。大手モバイルアプリ開発メーカーであるAppetizer Mobileの創設者でCEO(最高経営責任者)を務めるJordan Edelson氏は、iPhone 6についてかなり信ぴょう性の高い情報を入手したという。

 Edelson氏は、EE Timesの取材に応じ、「当社が入手した情報は信ぴょう性が高い。Appleはこれまでも、当社のアプリケーションを特定の製品に向けた機能として利用するために、当社にコンタクトを取ってきた。Appleは、こうした機能の詳細については秘密主義を通しているが、特定の部分については事前に情報を提供してくれている」と述べる。

 Apple Storeの中で、アプリ開発メーカーとしてAppetizer Mobileの名前を見かけることはまずないだろう。それは、同社がAndroid端末や「BlackBerry」向けにもアプリを開発しているからではない。Appetizer Mobileは、さまざまなメーカー向けにアプリを開発しているが、これらのメーカーが、Appetizer Mobileの開発したアプリに自社の名前を付けているためだ。Edelson氏は、150を超えるクライアントアプリのライブラリが拡大の一途にあることから、それらをiPhone 6の次期OS「iOS 8」に向けてアップグレードするための取り組みを進めてきた。その過程で、Appleを含め、さまざまなところから断片的な情報を収集したという。


新型「iPhone」を予測して、グラフィックデザイナーのMartin Hajek氏がレンダリングしたもの。左から「iPhone 5s」、「iPhone 6」、「iPhone Air」 出典:Martin Hajek

サファイヤガラスのディスプレイ

 まずディスプレイは、より軽量でさらに傷付きにくくなったサファイヤガラスを使用する。Edelson氏によると、Appleは4.7インチのディスプレイを既存のサプライヤから確保しただけでなく、サファイヤガラスを製造する施設を購入したという。サファイヤガラスのディスプレイは、iPhoneだけでなくスマートウオッチにも用いられる可能性もある。

 ディスプレイのサイズと画素密度については、「iPhone 5s」は4インチ、326ppiであるのに対し、iPhone 6は4.7インチで最大400ppiになる可能性がある。Edelson氏は、「消費者のほとんどは320ppiと400ppiの違いが分からないだろう。だが、Appleには、ハイエンド製品に355〜400ppiのディスプレイを用いているSamsung Electronicsに後れを取るわけにはいかないという事情がある」と分析する。

 さらに同氏は、「『A8』プロセッサへの移行により、iPhone 6の処理速度は30〜50%高まるとみられる。128GBモデルも登場する見込みだ」と述べている。

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