オリジナルハローキティに、スマホで操る恐竜が登場：CEATEC 2014 開催直前情報

　本稿では、コネクタを中心に、リレー、ポリスイッチ、電線などの接続分野で、50年以上にわたりさまざまな機器内の電力やデータの流れをつないでいるTE Connectivityの日本法人であるタイコ エレクトロニクス ジャパンの出展内容を紹介する。

イノベーションで切り開く、未来への進化

　タイコ エレクトロニクス ジャパンのCEATEC 2014での展示テーマは、「イノベーションで切り開く、未来への進化」（Innovation Drives Next Evolution in Connectivity）だ。

「CEATEC 2014」でのタイコ エレクトロニクス ジャパンブースイメージ 出典：タイコ エレクトロニクス ジャパン

　同社は、2014年春に静岡県掛川市の新工場「掛川工場」の本格稼働させた。同工場は、日本を拠点とした製品開発や最高のモノづくりの実践、継承を目指して建設されたもので、電気自動車やハイブリッドカー向けコネクタをはじめとする最先端部品の開発から生産までを一貫で行う製造拠点だ。展示ブースでは、次世代ファクトリーである掛川工場の紹介をはじめ、同社が持つ最先端のコネクティング製品や技術を生活家電、電力、ヘルスケア、自動車、航空宇宙、通信ネットワークなどの産業別に幅広く取りそろえる予定だ。

生活家電、電力、ヘルスケア、自動車、航空宇宙など幅広く

EV/HEV用小型防水コネクタ 出典：タイコ エレクトロニクス ジャパン

　例えば、自動車向けでは、車内の空調システムやカーナビ、車体制御システム、安全システムといった車載システムの高信頼な高速データ通信ニーズに対応するコネクタの他、電気自動車などに搭載される二次電池のセル間/モジュール間接続をはじめ、モータ、インバータ、それらにつながる補器類など、高電圧アプリケーションに適応したソリューションを展示する。

　再生可能エネルギー発電市場向けでは、発電所内の系統で使用される国際規格の機器で使用されるの電力ケーブル付属品や、熱収縮端末処理材料、直線接続処理材料、スイッチギア用コネクタやアレスタ（避雷器）を紹介する。

　回路保護製品では、各種二次電池を保護する極薄型（長さ5.8mm×幅3.75mm×高さ1.15mm）のリセット可能なサーマルプロテクター「MHP-TAシリーズ」を紹介する。同シリーズは、定格DC9V、異なるレベルの導体許容電流を持つ2つの製品タイプ、複数の加熱保護対象温度定格を持つ点が特長。バイメタルプロテクタと正温度抵抗特性を持つポリマー素子を並列に接続したMHP（メタルハイブリッドPPTC）技術を拡張した素子となっている。

歩く、話す、踊る「TE サウルス」

　また、毎回注目される同社ブース内特設ステージでのイベントは、2010年の「CEATEC 2010」で話題となったタッチパネルで動く恐竜ロボット「TE サウルス」の進化版が登場する。歩く、話す、踊るなどの進化を遂げた上、スマートフォンで自由自在に操作が行えるという。なお、使用するスマートフォンや、TE サウルスの制御装置の内部には多くの同社製品を搭載。同ステージではTE サウルスを中心にしたデモンストレーションと来場者参加型の「クイズ大会」を行う予定だ。

ブースのイベントコンパニオンになった“ハローキティ”

「CEATEC 2014」でプレゼントされる「TE オリジナルハローキティ」 （クリックで拡大） 出典：タイコ エレクトロニクス ジャパン

　さらに、特設ステージ同様、恒例となっているサンリオのキャラクター「ハローキティ」とのコラボレーションによる「TE オリジナルハローキティ」来場プレゼント企画も実施する。今回のTE オリジナルハローキティは、ハローキティが同ブースのイベントコンパニオンになったとの設定で製作され、女の子らしい優しさとかわいらしさが表現されたオリジナルのハローキティだ。開催中毎日、同ブースで実施されるアンケートの回答者にプレゼントされる（各日数量に限定があり、なくなり次第終了）。

CEATEC JAPAN 2014（CEATEC 2014）

会期	2014年10月7日（火）〜11日（土）
時間	10：00〜17：00
会場	千葉・幕張メッセ
タイコ エレクトロニクス ジャパン	ブースNo．：5K76

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