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Qualcomm、CSRを約2700億円で買収ビジネスニュース M&A

Qualcomm(クアルコム)は、Bluetooth技術を手掛ける英国のCSRを16億英ポンド(2700億円)で買収することで両社が合意したと発表した。CSRには、Microchip Technologyも買収案を提示していた。

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 Qualcommは2014年10月15日(米国時間)、同社の子会社であるQualcomm Global Trading Pteが、Bluetooth技術を手掛けるCSRを買収することに合意したと発表した。買収額の詳細は1株当たり9ポンドで、16億英ポンド(2700億円)を見込んでいる。

 買収は2015年夏ごろに完了する予定だ。買収による売り上げ拡大の成果は、2016会計年度からみられるとしている。

 この買収によりQualcommは、IoE(Internet of Everything)分野および車載インフォテインメント分野向けの製品ポートフォリオの補完、同分野における販路開拓や顧客獲得などを狙う。

 QualcommのCEOであるSteve Mollenkopf氏は、「Bluetooth Smart関連やオーディオ処理の技術に強みを持つCSRを買収することで、ポータブルオーディオ、車載、ウェアラブル機器などを含む、急速に成長するIoE市場向けに重要な製品を提供する当社の存在感を、より強固にできるだろう」と話している。

 CSRには、Microchip Technologyも買収を持ちかけていた。だがCSRは、「買収額が低すぎる」として、Microchipの提案を拒否している。

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