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AppleがARメーカーを買収、車載市場参入に本腰?M&A

Appleが、車載向けなどのAR(拡張現実)技術を手掛けるドイツのMetaioを買収した。2014年3月に「CarPlay」を発表したAppleが、いよいよ車載市場に本格的に参入するのではないかとの臆測を呼んでいる。

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 Appleが、AR(拡張現実)のソフトウェアベンダーであるドイツのMetaioを買収した。この動きは、Appleが車載市場にいよいよ本格的に参入するのではないか、という臆測を呼んでいる。

 AR技術をクルマに取り入れようという動きが高まっている*)。Metaioは、こうした動きを先導しているメーカーだ。

*)関連記事:自動車とARアイウェアの“相性”はいいのか? MINIの挑戦

 2015年2月にドイツで開催された「Embedded World 2015」では、FPGAベンダーのXilinxが、カメラを用いたインドアナビゲーションシステムを披露した。ドライバーが大型駐車場を探すもので、ハードウェアにXilinxの「Zync」を、ソフトウェアにMetaioの製品を採用している。この他Metaioは、AR技術を駆使した、ドライバー向けのユーザーマニュアルなども提供している。

 Metaioの技術は車載分野だけで採用されているわけではない。スウェーデンの家具メーカーIKEA(イケア)は、カタログにスマートフォンやタブレット端末をかざすと、その家具を自宅に置いた時の様子をシミュレーションできるアプリを提供しているが、そこにもMetaioのAR技術が使われている。

 報道によれば、Metaioは、Appleによる買収を認めているという。MetaioのWebサイトは、コンテンツ数を大幅に減らしている(買収への準備作業とみられる)。Metaioと車載業界との関係性を考えれば、Appleが同市場に本腰を入れるのではという臆測も、うなずけるだろう。ほんの数カ月前、ドイツの車載市場では、「Appleが自動車メーカーのマネジャークラスの人間をどんどん雇っている」として、不穏な空気が広がっていた。ちなみに、AppleのマネジャーであるJeff Williams氏は、クルマを「究極のモバイル機器である」と例えている。

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Appleが2014年3月に発表した「CarPlay」のイメージ。車両に搭載したインダッシュタイプのディスプレイモジュールとスマートフォン「iPhone」を連携させる(クリックで拡大) 出典:Apple

【翻訳、編集:EE Times Japan】

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