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合併迫るFreescale、過去最高益で有終の美「NXPとの合併準備は順調」とCEO(1/3 ページ)

NXP Semiconductorsとの合併準備が順調なFreescale Semiconductor。2015年第2四半期の決算では、売上高、利益ともに過去最高を記録したという。Freescale CEOのGregg Lowe氏は、業績を報告するとともに、NXPとの合併の進捗(しんちょく)についても語った。

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 Freescaleは、2015年第2四半期(7月3日まで)の決算発表を行った。売上高と営業利益が過去最高を記録したことや、デザインウィンの獲得などにより、堅調な業績を達成したという。2015年3月にNXP SemiconductorsによるFreescale Semiconductorの買収が発表されている*)ことから、Freescaleにとって、今回が最後の四半期決算発表となるかもしれない。

*)関連記事:NXP CEOに聞く“フリースケール買収の舞台裏”

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CEOのGregg Lowe氏

 FreescaleのCEO(最高経営責任者)を務めるGregg Lowe氏は、「売上総利益の増加と経営コストの引き締めによって、2015年第2四半期は過去最高のオペレーティングキャッシュフローとフリーキャッシュフローを達成した」と述べた。

 Lowe氏によると、NXPとFreescaleは、規制当局の承認などの手続きを順調に進めており、年内に合併が完了する見通しだという。Lowe氏は、EE Timesのインタビューに対して、「企業の合併で、両社が共に好調というのはまれなケースだ。NXPとFreescaleは両社とも、利益と市場シェアを拡大し、順調に業績を伸ばしている」と説明した。

前期比、前年同期比ともに成長

 2015年第2四半期のFreescaleの売上高は12億米ドルで、2015年第1四半期の11億7000万米ドル、2014年第2四半期の11億9000万米ドルから増加した。

 また、利益は、前期の1億7900万米ドル、前年同期の1億80000万米ドルから2億2600万米ドルに増加した。

 Lowe氏は特に、2015年第2四半期の利益率が48.1%に達し、10連続四半期にわたって増加を続けていることをアピールした。Freescaleは、2014年1月以降、負債額を約14億米ドル減らしている。

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