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ざらざら感とプチプチ感、2種類の感触を実現NLTテクノロジーの触覚ディスプレイ(1/2 ページ)

NLTテクノロジーは「CEATEC JAPAN 2015」で、「ざらざら感」と「プチプチ感」の2種類の触覚を味わえるディスプレイなどを展示した。よりさまざまな感触を実現できるようになれば、通信販売などで、実際の洋服や布製品の手触りを再現できるような触覚ディスプレイが登場する可能性もある。

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 NLTテクノロジーは「CEATEC JAPAN 2015」(2015年10月7〜10日、幕張メッセ)で、触覚ディスプレイや裸眼3Dディスプレイなど、同社が手掛けるさまざまな種類の液晶ディスプレイを展示した。

2種類の触覚を再現

 触覚ディスプレイでは、“ざらざらした感触”と“プチプチした感触”の2種類を再現してみせた。かける電圧を細かく調節することで触感を変えているという。NLTテクノロジーは、より多くの感触を実現できるようになれば、「例えば通信販売などで、実際の洋服と同じ手触りを再現できるディスプレイができるかもしれない」と話す。

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“ざらざらした感触”と“プチプチした感触”の2種類を再現した触覚ディスプレイ。画像では、ディスプレイ内の左側の四角をさすると“ざらざら感”が、右側のピンクの四角をさすると“プチプチ感”が分かるようになっていた(クリックで拡大)

視聴者の“目の位置”を検出する裸眼3Dディスプレイ

 視聴者の目の位置を追跡して3D表示を最適化する裸眼3Dディスプレイも参考展示した。ディスプレイ上部に搭載した小型カメラと赤外線センサーを使い、視聴者の目の位置およびディスプレイと目の距離を測定する。測定結果と同社独自の3D画像処理を組み合わせ、視聴者がどの位置から見ても最適な3D画像が見られるようにするという。

photophoto 左=ディスプレイに向かって左寄りの位置から見た場合 / 右=正面から見た場合(クリックで拡大)

 この他、「これから出荷を増やしていく」とする車載向けディスプレイや、太陽光の下でも見やすい表示を実現したディスプレイなどを展示した。

photophotophoto 左・中央=車載向けのディスプレイ。角を切り取った形状にするなどカスタマイズが可能 / 右=太陽光の下でも見やすいディスプレイ(写真右側)。展示ブースでは太陽光を再現した人工の光を当て、外光に非対応のディスプレイと比較していた。外光に対応するためバックライトを強くしているので、消費電力は高くなる。そのため、券売機や自動販売機など、常時電源が取れる機器が対象となる(クリックで拡大)
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