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どこでも映せて身振りでページめくれる投影技術ESEC2017 開催直前情報

東芝グループの東芝情報システムが、2017年5月10日〜5月12日に開催される「第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC2017)」に出展する。東芝の展示ブースの約半分を使い、計9点の技術を展示する予定だ。中でもコンピュータビジョンを活用した技術「プロジェクション&ジェスチャーコントロール」が見どころだという。

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 2017年5月10日〜5月12日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア、ソフトウェア、コンポーネントから開発環境までが集結する「第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC2017)」、IoTやM2Mシステムを構築するための無線通信技術やセンサー、アプリケーションが一堂に会する「第6回 IoT/M2M展」が開催される。

 ESEC2017とIoT/M2M展の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中や会期後も速報やレポート記事を多数掲載していく。

 今回紹介するのは、組み込みシステム構築、LSI設計、システムインテグレーションなどのソリューションを提供する東芝情報システムだ。

好きな場所に投影、ジェスチャーでコントロール

 ESEC2017で東芝情報システムは、画像処理、組み込みIoT、画像認識、車載、予測分析の5分野にかけて、合計9点の技術を展示する。その中で特に注目を集めそうなのが、コンピュータビジョンを活用した「プロジェクション&ジェスチャーコントロール」だ。この技術はまだ製品化されておらず、今回は参考出展となる。

 プロジェクション&ジェスチャーコントロールは、プロジェクターとカメラを使って映像情報をどこでも好きな場所に投影でき、さらにジェスチャーだけで非接触に投影内容を操作できる技術である。ワインショップなどの小売店でサイネージとして活用する例を挙げると、商品が置いてあるまさにその場所(普通なら映りにくいところ)に、ワインの産地などの商品説明を投影し、簡単なジェスチャーでページをめくったり、拡大縮小したりできる。


プロジェクション&ジェスチャーコントロールの利用例

 東芝情報システムは、病院や工場の生産ラインにもプロジェクション&ジェスチャーコントロールの需要があると見ている。病院でじかにタッチパネルに触れるのは衛生上問題があるし、手が汚れやすい工場の生産ラインでタッチパネルを使うと故障する可能性があるからだ。他には自動車や家電への組み込みや、流通業への導入を想定している。 

 プロジェクション&ジェスチャーコントロールの強みは、既存のカメラとプロジェクターを用いて活用できることだ。東芝は今後IPの提供という形で、プロジェクターメーカーへの採用を求めていく。ESEC2017で実施するデモでは、実際に既存のカメラとプロジェクターで投影しているところを披露するという。

第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC2017)&第6回 IoT/M2M展

会期: 2017年5月10日(水)〜12日(金)
時間: 10:00〜18:00(12日(金)のみ17:00に終了)
会場: 東京ビッグサイト
東芝グループ ブースNo.: 西展示棟 1F/西4-41

ESEC2017&IoT/M2M展
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