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インタビュー
マキシム・ジャパン 社長 山崎眞一郎氏:

きめ細かなサポートで、Maxim製品の展開広げる (1/2)

Maxim Integratedの日本法人マキシム・ジャパンの社長を務める山崎眞一郎氏に、事業方針などについてインタビューした。山崎氏は、よりきめ細かなサポートをできる体制を整えることで、顧客やアプリケーションの幅を広げて事業拡大を目指すとする。

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幅広い顧客、市場へのアプローチが足りない

 フォーカスしている部分は強いが、幅広い顧客、市場へのアプローチが足りない。

 こう語るのは、Maxim Integratedの日本法人マキシム・ジャパンの社長を務める山崎眞一郎氏だ。

 山崎氏は、日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)で27年間勤務した後、インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(現インフィニオン テクノロジーズ ジャパン)の責任者などを経て、2017年8月1日にマキシム・ジャパン社長兼Maxim本社バイスプレジデントに就任した。長く半導体業界に従事してきた経験を元に、これまでのマキシム・ジャパンには「幅広い顧客、市場へのアプローチが足りない」と分析する山崎氏に、今後の事業戦略などについてインタビューした。


マキシム・ジャパン 社長 山崎眞一郎氏

技術力は高く、品質、デリバリーの姿勢も良い

EE Times Japan(以下、EETJ) これまで競合の立場から、どのようにMaximを見られてきましたか。

山崎眞一郎氏 フォーカスしている部分については強い半導体メーカーという印象だった。Maximを競合として強く認識していたのは、日本TIに在籍したころで、当時は、特にRS232C関連製品やPC用電源で技術力を発揮していた、という印象だった。

EETJ 実際にMaximに入社されて、そうした印象は変わりましたか。

山崎氏 入社直後に、2週間ほど米国本社に滞在したが、改めて技術力の高さに驚かされた。「競合他社と同じものを作らない」という意識が強く、一歩先を見た技術、製品開発に取り組んでいると感じた。

 もう1つ驚かされたのは、品質やデリバリーに対する取り組み方。正直、入社前は「品質、デリバリーはどの程度できているのだろうか」と思っていたのだが、そうした不安は一掃された。例えば、不良解析も自動車産業向けを前提にした投資を行い、顧客からの要望に応えるだけではなく、Maximとして自主的な解析も行う、積極的で前向きな姿勢が見られた。

まだまだ産業向けに伸ばす余地

EETJ 逆にMaximの課題はどのようなところにあると分析されていますか。

山崎氏 フォーカスしている部分は強い半面、社内で“ブロード”と呼ぶ幅広い顧客、市場へのアピールが足りない。同時にサポート力も、ブロードに対応するために必要なきめ細かさがもう少し必要だと感じている。

 マキシムジャパンは自動車向けビジネスと産業向けビジネスが2本柱になっているが、自動車向けについては、自動車メーカーやティア1メーカーにフォーカスし、Maximにとって得意なフォーカスしたビジネスが展開できる。産業向けについては、より多くの顧客とビジネスを展開しなければならないブロードマーケット。まだまだ産業向けは伸ばす余地がある。

EETJ ブロード、産業市場での事業強化に必要なことは?

山崎氏 きめ細かなサポートを、より多くの顧客に提供することだと考えている。いくら技術力が高く、優れた製品をラインアップしていても、顧客がその製品にたどり着けなければ、意味がない。いかに、顧客に情報やサポートサービスを提供できるかが勝負になる。

 具体的には、代理店を含めたサポート体制とWeb活用を充実させていくことが必要だと考えている。

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