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2010年に大規模設備投資に踏み切る半導体メーカーは9社、IC Insights社が予測

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 米国の市場調査会社であるIC Insights社は、「2010年に10億米ドル以上を設備投資に費やす半導体メーカーは全世界で9社になる」という予測を発表した。

 2009年に10億米ドルを上回る設備投資を敢行したメーカーは8社だった。これと比べると2010年は1社増えることになる。しかし、半導体メーカーの数は年々減っており、多額の設備投資に踏み切れるのは上位数社に限られているのが現状だ。

 2010年に10億米ドル以上を設備投資にかけると予想される半導体メーカーは、以下のとおり。第1位は韓国Samsung Electronics社で、60億米ドル投資すると見込まれる。第2位は米Intel社で投資額は53億ドル、以降、台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)社(30億米ドル)、韓国Hynix Semiconductor社(20億米ドル)、東芝(19億5000万米ドル)、米GLOBALFOUNDRIES社(19億米ドル)、米Micron Technology社(13億米ドル)、台湾Nanya Technology社(11億米ドル)、エルピーダメモリ(10億米ドル)と続く。

 上位5社の投資額を合計すると、世界全体の半導体メーカーの設備投資額の49%を占めるという。2005年はこの比率は40%だった。この結果から、半導体メーカーの数が減少する一方で、上位数社は設備投資額を上げていることが分かる。IC Insights社でプレジデントを務めるBill McClean氏が解説するように、半導体市場では「大手がさらに大きくなる」という構図が見られる。

 IC Insights社は、「2010年の半導体市場全体の設備投資額は、2009年比45%増となる369億8500万米ドルにのぼる」と予測する。2008年比41%減だった2009年と比べると、大幅な増加となる見通しだ。同社は、「2010年の設備投資額は四半期ごとに増加していく」と予測する。具体的には、第1四半期は81億米ドル、第2四半期は88億米ドル、第3四半期は96億米ドル、第4四半期は105億米ドルとなりそうだという。

 メモリー市場では、2007年に各メーカーが合計で323億米ドルにのぼる額の設備投資に踏み切った。IC Insights社の予測によれば、2010年のメモリー市場の設備投資額は144億米ドルだが、2009年(68億米ドル)と比べると、かなりの増加と言える。

 だが、McClean氏は「144億米ドルの設備投資が、2010年のメモリー需要に見合う額だとは考えにくい。十分な額と言えないだけでなく、むしろ需要を満たすにはほど遠い数字だ」と述べている。2009年のDRAMメーカー各社の設備投資額は合計32億米ドルで、2008年の97億米ドルと比べると大きく減少した。そして、2010年の設備投資額は77億米ドルになると見られる。同氏は、「需要に対応するには、メモリー市場全体で少なくとも170億米ドルの設備投資が必要だ」と指摘した。

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