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英Nujira社、RFパワー・アンプの効率を高める技術を発表

Analog / Power
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 英Nujira(ニュジラ)社は、2010年2月15日~18日にスペインのバルセロナで開催される携帯電話関連の展示会「Mobile World Congress」において、同社の携帯電話機向け電力供給モジュール「Coolteq-l」の動作デモを披露すると発表した。高周波(RF)パワー・アンプと組み合わせた際の電力変換効率が最も高いという

 Nujira社の製品は、電波の出力強度に合わせて、パワー・アンプに供給する電源電圧を動的に制御する「Modulator Tracking Technology」技術を基礎としている。この技術は、3Gや4Gの携帯電話基地局や携帯電話機、テレビ放送用送信施設にも応用可能だ。

 これまでNujira社は、携帯電話基地局に焦点を絞って製品を開発してきたが、携帯電話機に向けた「Coolteq-l」のサンプル・チップの提供を始めている。世界の大手携帯電話機メーカーや、パワー・アンプ・メーカーなどがサンプルの提供を受けている。

 「Coolteq-lは、携帯電話機のパワー・アンプの効率を2倍に高める。4G対応の携帯電話機や、USB接続の通信モジュールで大きな制約となっているピーク電流の値を半減することが可能になる」とNujira社は主張している。すでに、ある携帯電話機メーカーがCoolteq-lの開発プラットフォームの購入契約にサインしている。さらに同社は、ほかの大手携帯電話機メーカーや、ベースバンド・チップ・メーカー、パワー・アンプ・メーカーとも交渉している。

 Nujira社でCEOを務めるTim Haynes氏は、「Coolteq-lを採用すれば、3GやHSPA、4G LTE、WiMAXなどに対応した機器の部品コストを下げられる。さらに、電池駆動時間を延ばすことも可能になる。開発者が直面している2つの大きな課題を解決できるわけだ。サンプル品を提供することによって、パートナ企業は、製品に組み込む前にこの技術を評価でき、当社が主張する効率の高さを検証できる」と述べた。

 さらにNujira社は、「Coolteq-lは、一般的な携帯電話機が搭載している単体のパワー・アンプに比べて3~5倍の周波数帯域に対応できる」という。

 Coolteq-lを使えば、たった2つのパワー・アンプだけで、LTEに向けて3GPP(3rd Generation Partnership Project)が定義した23の異なる周波数帯に対応する(関連記事「効率を50%に高めるパワー・アンプ用モジュール量産へ、Nujira社CEOに聞く」参照)。また、GSM、EDGE、WCDMA、HSUPAといった無線通信方式にも対応できる。Nujira社の技術を使わなければ、7個を超えるパワー・アンプが必要になるだろう。

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