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インテルの次世代プロセッサ「Core i7」、 コア数は最大8個で16スレッド同時実行プロセッサ/マイコン

» 2008年08月11日 17時29分 公開
[渡邊淳一,EE Times Japan]

 インテルは2008年8月11日、デスクトップ・パソコン向けの新プロセッサにも既存の「Core」ブランドを付けると発表した。「i7(アイ・セブン)」という識別番号を付け、プロセッサ名は「Core i7」と呼ばれることになる。2008年第4四半期以降に製造を開始する。このプロセッサは、「Nehalem」という開発コード名で開発されてきたもの。今後発表されるプロセッサにも、このような識別番号を付ける予定だ。

 同社は、プロセッサの処理速度向上のために動作周波数を高くし続けてきたが、2005年からはソフトウエアの動作を並行して処理できるようにプロセッサのコアの数を増やすようになった。2006年には「Core2 Duo」マイクロ・アーキテクチャに基づいたプロセッサが登場している。

図 Core i7プロセッサのロゴ

 今回発表したプロセッサでは既存のプロセッサに比べて、プロセッサ・コア数を最大4個から8個に増やした。さらに、1つのプロセッサ・コアで2つのスレッドを同時実行する「Hyper-Threading」に対応し、1つのプロセッサ当たりの同時実行スレッド数を既存プロセッサの4スレッドから16スレッドに増やした。

 なお、「high-k/金属ゲート」や45nmプロセスといった製造技術は、現行のプロセッサと同じだ。

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