TSMCが2010年第2四半期の売上高を発表、第3四半期もゆるやかに成長が続く見通し：ビジネスニュース 企業動向

　台湾の大手半導体製造業者であるTaiwan Semiconductor Manufacturing Company（TSMC）社は、2010年第2四半期の決算を発表した。連結売上高は1049億6000万NTドル（約25億1000万米ドル）で、純利益は402億8000万NTドル（約9億6000万米ドル）だった。

　売上高は2010年第1四半期から13.9％増、2009年第2四半期と比べると41.4％増となり、純利益は2009年第2四半期から64.8％増加した。

　2010年第2四半期のウエハー出荷枚数は、同年第1四半期よりも増加した。2010年第3四半期については、「コンピュータ分野が落ち込むものの、民生機器と通信機器の需要は引き続き堅調に推移する」と予測している。同社は、2010年第3四半期は4％〜7％と比較的穏やかな成長を続け、1090億NTドル（約26億米ドル）〜1110億NTドル（約26億5000万米ドル）の売り上げを達成すると見込んでいる。

　2010年第2四半期のウエハーの売上高では、130nmより微細な製造技術を適用した製品が72％を占めた。ウエハーの総売上高のうち、90nm製造技術を適用した製品が16％を占め、、65nm製造技術が27％、40nm製造技術が16％となっている。