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» 2010年11月16日 19時00分 公開

TSMCが欧州に太陽電池子会社を設立、将来はモジュールを製造かビジネスニュース 企業動向

[Peter Clarke,EE Times]

 半導体ファウンドリ大手のTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)は、ドイツのハンブルクにTSMC Solar Europeを設立した。TSMCのエネルギ関連事業の進展次第では、TSMC Solar Europeが太陽電池モジュールの製造を担当する可能性がある。

 TSMCは、TSMC Solar Europeに940万ユーロ(約1300万米ドル)の予算を提供した。ただし、TSMC Europeでプレジデントを務めるMaria Marced氏によれば、「TSMC Solar Europeはまだ社員3名の立ち上がったばかりの会社である。社員を10名に増やす予定はあるが、2012年までは実際のビジネスはない」という。

 Marced氏は、「当社はまだ開発の段階にある」と述べ、エネルギ事業で扱う太陽電池やLEDについても、TSMCが半導体ファウンドリ事業でとっている戦略と同様に、台湾にある大規模工場での規模の経済を重視する方策を強調した。

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 しかし、これは同社が欧州で太陽電池モジュールを製造しないという意味ではない。Marced氏は、「(欧州で製造するかどうかは)当社のビジネスモデルによる」という。「もしTSMCが最終製品を手掛けるのであれば、太陽電池モジュールをその消費地で製造する余地は十分にある」と語り、「欧州は太陽電池や照明用LEDの普及に特に注力している地域だ」と述べた。

 TSMCはすでに、太陽電池のさまざまな開発プロジェクトを進めるベルギーの研究機関IMECと広範囲にわたる提携を結んでいる。Marced氏は、「欧州の技術革新がTSMCに大きな影響を与える余地はあるだろうか? たぶんそれに答えるにはまだ時期が早すぎる」と結論付けている。

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