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» 2010年12月03日 00時00分 公開

テスト/計測:【ET 2010】アジレントが新製品を一同に、広帯域幅リアルタイムオシロなど3種類 (2010/12/03)

[前川慎光,EE Times Japan]

 アジレント・テクノロジーは、組み込み機器の総合展示会「Embedded Technology 2010(ET2010)」(2010年12月1日〜3日にパシフィコ横浜で開催)で、「最近市場投入したばかり」(同社の説明員)という計測関連製品を3種類展示し、従来機種と比べた特長や新機能を見せた。

 新製品として展示していた計測関連製品は3つあり、1つ目は、直接A-D変換方式で帯域幅が32GHzと広いリアルタイムオシロスコープ「Infiniium 90000 X」シリーズである(図1)。

図 図1 帯域幅が32GHzと広いリアルタイムオシロスコープ「Infiniium 90000 X」シリーズ カスタムASICを開発し、残留雑音を減らしたことが特長である。

 一般にオシロスコープの帯域幅を広げると信号経路から混入した雑音による悪影響が大きくなる。そこで、「新たなマルチチップモジュールを開発することで、広い周波数帯域を実現した」(同説明員)という。マルチチップモジュールに立体構造を形成する技術に独自性がある。立体構造は同軸ケーブルのような効果を生み、信号経路に雑音が混入することを防いだ。「前モデルと比べて、残留雑音をおよそ1/2に減らせた」(同説明員)。

図 図2 ファンクション/任意波形発生器「33521A/22A」 4.3インチ型のディスプレイを採用した。LANやUSBを標準で備えている。 

 2つ目の新製品は、ファンクション/任意波形発生器「33521A/22A」である(図2)。「価格を抑えた汎用機ながら、高い信号品質を実現した」(同説明員)ことが特長だ。周波数が30MHzまでの正弦波のほか、方形波やパルスに対応しており、ジッター特性は40ps以下、全高調波ひずみは0.04%以下である。

 3つ目は、SDカード UHS-I対応のコンプライアンス試験用ソフトウエアである(図3)。クロックレートは最大208MHzまで対応しており、SDカードの最新規格「SDXC」のコンプライアンス試験に使える。東京エレクトロンデバイスが提供しているホストエミュレータ基板「TD-BD-SDCMPTestC」とのほか、アジレント・テクノロジーのオシロスコープと組み合わせて使う。利用できるオシロスコープは、「Infiniium 90000A/X」シリーズと「Infiniium 9000」シリーズである。

図 図3 SDカード UHS-I対応のコンプライアンス試験用ソフトウエアを使ったデモ 手前に見えるのが、東京エレクトロンデバイスが提供しているホストエミュレータ基板「TD-BD-SDCMPTestC」。オシロスコープには、「Infiniium 9000」シリーズを使った。

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