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アウターリードで0.8mm角と小型LDOレギュレータ、SIIが発売電源設計 LDOレギュレータ

セイコーインスツル(SII)は、外形寸法が0.8mm×0.8mm×0.4mmと小さいLDOレギュレータIC「S-1312/1313シリーズ」を発売した。

» 2011年03月03日 17時46分 公開
[前川慎光,EE Times Japan]

 セイコーインスツル(SII)は、外形寸法が0.8mm×0.8mm×0.4mmと小さいLDOレギュレータIC「S-1312/1313シリーズ」を発売した。許容損失が850mW*1)と高い、アウターリードの小型パッケージ「HSNT-4(0808)」を採用しており、「アウターリードのパッケージとして、業界最小クラス」(同社)という。

 アウターリードのパッケージを採用しているため、プリント基板に実装後の、自動外観検査によるハンダ接合判定が可能である。パッケージ裏面に銅製の放熱板を取り付けることで、850mWと高い許容損失を実現した。

 入力電圧は1.5V〜5.5V。出力電圧範囲は、1.0V〜3.5Vの範囲で0.05V刻みで選択可能である。出力電圧精度は、±1.0%。出力電流は、S-1312シリーズが150mA、S-1313シリーズが200mA。消費電流は、S-1312シリーズが20μA、S-1313シリーズが0.9μAである。過熱保護回路や、サーマルシャットダウン回路を内蔵した。

図1 セイコーインスツルのLDOレギュレータIC「S-1312/1313シリーズ」

 用途は、携帯電話機やスマートフォン、デジタルカメラ、ノートPC、補聴器、火災報知機など。サンプル価格は100円。すでにサンプル出荷を開始している。

*1)サイズが40mm×40mm×0.8mm(4層、銅配線率50%)のプリント基板を使ったとき。

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