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富士通セミコンダクター、東北5工場が出荷ベースで被災前のフル生産レベルに復旧ビジネスニュース 震災復興

3月11日の東日本大震災と、4月7日および11日に発生した大型の余震で被災した同社グループの5工場である。4月20日には、ウエハー投入ベースで通常操業に復帰したと発表していた。

» 2011年06月09日 15時29分 公開
[薩川格広,EE Times Japan]

 富士通セミコンダクターは2011年6月9日、東日本大震災で被災した同社グループの東北地方にある5つの工場全てが、出荷ベースで被災前のフル生産レベルに復旧したと発表した。

 これら5工場は、3月11日の東日本大震災の影響で、電力などのライフライン供給が絶たれ一時操業を停止したが、3月28日から順次操業を開始。その後、4月7日と11日に発生した大型の余震でも被災したものの、4月20日には、被災工場全てが通常操業に復帰したと発表していた。

 被災した東北地方の5工場は、以下の通り。

  1. 富士通セミコンダクターの岩手工場(岩手県胆沢郡金ケ崎町、前工程を担当)
  2. 富士通インテグレーテッドマイクロテクノロジの宮城工場(宮城県柴田郡村田町、後工程を担当)
  3. 富士通セミコンダクターの会津若松工場(福島県会津若松市、前工程を担当)
  4. 富士通セミコンダクターテクノロジの本社工場(福島県会津若松市、前工程を担当)
  5. 富士通インテグレーテッドマイクロテクノロジの本社・会津工場(福島県会津若松市、半導体のテストを担当)
図1 図1 富士通セミコンダクターの岩手工場 2011年4月18日に復旧が完了し、通常操業(ウエハー投入ベースで100%)を再開していた。現在は出荷ベースで震災前のフル生産レベルに戻っているという。出典:富士通セミコンダクター

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