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» 2011年10月28日 08時00分 公開

無線通信技術:「かゆいところに手が届く」、米ベンチャーがM2M/無線ネット構築に新提案 (2/2)

[前川慎光,EE Times Japan]
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特定の用途や通信技術に依存しない

 次に、同社のReZoltNetは、同社または導入企業が構築したサーバで稼働する、無線センサーモジュールの統合管理システムである。ReZoltNetそのものは無線LAN以外の通信方式にも対応しており、「無線LANやGSM、3G通信、GPSといったデバイスの差異を吸収する仕組みになっている」(同氏)という。

 ReZoltNetの機能は多岐にわたるが、幾つか例を挙げると、無線センサーモジュールで測定した照度や温度、湿度といった各種データのモニタリングや、アラートの作成、ユーザー管理などがある。各データ種別ごとにしきい値を設定し、測定データがしきい値を超えるとリアルタイムにアラームメールを利用者に送信するといった機能や、ユーザーそれぞれの権限に合わせて表示画面を変えるといった機能がある。

左はデータの統合管理システム「ReZoltNet」の全体像。右は、ReZoltNetの構成ツリー図。

 「特定の用途に特化したデータの統合管理システムは数多く存在するが、当社のシステムは汎用性をなるべく高めるというコンセプトで開発を進めた。利用者自身が、用途に合わせてカスタマイズできることが特徴だ」(同氏)。

 既に、無線LANモジュールや評価ボードのサンプル提供を始めている。量産は2012年第1四半期に始める予定だ。

図 物流分野に向けたコンテナ追跡モジュール「GT801」 GPSや無線LANのモジュールでコンテナの位置を測位し、携帯通信で情報を管理サーバに送る。2012年第1四半期に量産を始める計画である。

物流向けトラッキング製品も用意

 ReZoltはこの他、物流分野に向けたコンテナ追跡モジュール「GT801」のサンプル出荷も始めた。GPSや無線LAN、GSMの各モジュールを1つの基板に載せたもの。屋外ではGPS、屋内では無線LANを使って位置を測位する。単3電池12個で、1年間稼働させられるという(測定回数が1時間当たり1回のとき)。2011年1〜8月に冷凍コンテナを使った実証実験を実施した。2012年第1四半期に量産を始める計画である。

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