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2012年の注目ガジェットをずらり紹介、タブレット経済圏がますます拡大ビジネスニュース フォトギャラリー(3/4 ページ)

» 2011年12月19日 16時28分 公開
[Dylan McGrath,EE Times]

 Microsoftの「Xbox」を欲しがっている8歳の男の子には、エネルギー消費量と二酸化炭素排出量を最小限に抑えることが可能な、Wi-Fi対応の「スマートエネルギーサーモスタット(自動温度調節器)」をプレゼントしてみてはどうだろうか。いや、たとえ彼がどれだけ理想に溢れた少年であっても、クリスマスの朝にまで世界のエネルギー問題を考えさせることは酷かもしれない。

「スマートエネルギーサーモスタット」 「スマートエネルギーサーモスタット」

 それでも、Intwine Energyが開発したこのスマートエネルギーサーモスタットは、今後寒い日が続いて低い値を示そうとも、“ホット”な製品であることは間違いない。

 スマートエネルギー技術関連の市場調査会社であるON Worldのアナリストを務めるMareca Hatler氏によると、HEMS(Home Energy Management System)向けの機器や関連サービスの売上高は、2010年に3億5500万米ドルだったが、2015年には27億米ドルにまで急増する見込みだという。

 Elitecore TechnologiesのCyberoam担当部門によると、家庭用ネットワークルータは、2012年に急増する見込みだという。その要因として、iPadやKindle Fireといったタブレット端末の人気が高まっていることから、保護者が子どものネットワーク接続を制限して、好ましくないサイトから子どもを守るための手段が必要になることなどを挙げる。Cyberoamが開発した「NetGenie」は、こうした要望に応えてペアレンタルコントロールとエンドポイントセキュリティを提供する、業界初のWi-Fiルータだ。

「NetGenie」 ペアレンタルコントロールを搭載するWi-Fiルータ「NetGenie」
PCを使う子どもたち PCを使う子どもたち

 照明ソリューションのプロバイダであるLutron Electronicsは、「2012年は、当社の照明向け調光スイッチ『C・L Dimmers』の販売に力を入れたい」としている。C・L Dimmersは、電球型蛍光灯(CFL:Compact Fluorescent Lamp)やLED電球など、幅広い種類の調光型照明を制御できるという。また、電気製品の安全性について評価/認証を行う機関であるUL(Underwriters Laboratories)の認証を受けている。

Lutronの「C・L Dimmers」 Lutronの「C・L Dimmers」

 Lutronによると、2012年は、「2007年エネルギー自給・安全保障法(EISA:Energy Independence and Security Act of 2007)」の実現に向けた幕開けの年になるという。EISAには、エネルギー効率に関する新規格に適合しない白熱電球を段階的に廃止していくという条項が盛り込まれている。

 Lutronは、「C・L Dimmersは、電球型蛍光灯とLED電球の両方に対応する調光スイッチである。また、同製品は、電気料金を年間50米ドル削減できるだけでなく、高価な電球型蛍光灯とLED電球の製品寿命を最大で3年間延ばすことが可能だ」と説明している。小売価格は19.97米ドルから。

 Microsoftの「Explorer Touch Mouse」は、MacおよびPCユーザーに向けて最先端のスクロールストリップを搭載しており、水平および垂直方向のスワイプ動作や、フリック、クリックといった動作に対応する。また、Microsoftの「BlueTrack」技術を採用しているので、どんな画面でもトラックできる。バッテリ寿命は18カ月。カラーは、コールブラック、ストームグレー、サングリアレッドの3種類を用意している。小売価格は49.95米ドル。

Microsoftの「Explorer Touch Mouse」 Microsoftの「Explorer Touch Mouse」

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