モノのインターネット技術で豊かでインテリジェントな社会の実現を目指すアドバンテック：ESEC2013 開催直前情報

　2013年5月8〜10日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア／ソフトウェア／コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第16回 組込みシステム開発技術展（以下、ESEC2013）」が開催される。

　ESEC2013の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み／エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ESEC2013の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。

　今回紹介するのは、あらゆるモノがインターネットに接続され相互に情報交換をしながら制御を行うモノのインターネット社会において、センサーやカメラなどの入力デバイスから情報を取り込む技術や、情報伝送のための無線および有線通信技術、取り込んだ情報に対して適切な処理を行う組み込み技術を提供し、より豊かでインテリジェントな生活環境と労働環境を体感できる社会の実現を目指すアドバンテックの出展内容だ。ESEC2013の来場前の情報収集に役立てていただきたい。

＞＞3メディア合同「ESEC2013特集」

モノのインターネット技術と組み込みプラットフォーム技術によるソリューション

　ESEC2013におけるアドバンテックブースのテーマは「モノのインターネット技術と組み込みプラットフォーム技術による、インテリジェントな社会の実現」だ。無線・屋外・監視アプリケーション向けに提供する最新オートメーション製品から、インテルやAMDの最新プラットフォームに対応しセットメーカー／装置メーカーの製品開発を支える組み込みボードソリューション、医療や物流などの現場において業務負荷の軽減や効率改善に貢献する特定業種向けコンピュータ製品までカバーする幅広い製品群で、業種や用途、目的に応じて課題の解決に役立つソリューションを提案する。

モノのインターネットに不可欠なワイヤレス・センサーネットワーク

　新製品では、浅草の組み立て工場で日本市場の顧客に向けて丁寧かつ柔軟な対応でアセンブリを行うMade in Asakusaコンセプトの産業用コンピュータ、無線対応のリモートI/Oやワイヤレス・メッシュ・アクセスポイント、16：9ワイド表示でマルチタッチ操作が可能なタッチパネルコンピュータ、看護スタッフの業務負荷を軽減するコンピューター一体型のメディカルカートなどを展示する。

　開発スピードと低価格による競争が激化する世界市場で競合会社と対峙（たいじ）していくためには、より少ない開発リソース、より短い開発期間で、より多くの機種の開発を実現できる効率の高い製品開発体制が必要となる。アドバンテックのMI/O（Multiple I/O）Extensionモジュールは、セットメーカー各社が抱えるこのような課題を解決するために開発されたシングルボードコンピュータだ。標準的なシングルボードコンピュータからPCI ExpressやUSB3.0など最新のインタフェースを引き出せるため、顧客の製品仕様に必要なI/O拡張を容易に実現できる。

MIO-5270+MIOe-220
AMD G-Series 3.5インチ MI/O-Compact SBC「MIO-5270」とMI/O Extension Module 3 x Intel Gigabit Ethernet「MIOe-220」

　アドバンテックの担当者は、「ESEC2013を、当社の組込みプラットフォームを活用いただけるセットメーカーの技術者の皆様、ならびに弊社の産業用コンピュータやインダストリアル・サーバ製品、無線/有線に対応した産業用ネットワーク製品やパネルコンピュータなどを活用し、ファクトリーオートメーションやマシンオートメーション、エネルギー監視システムといったさまざまなシステム開発を行うシステムインテグレータの皆さまをはじめ、多数の方々に当社の製品とソリューションを知っていただける機会を提供する場にしたいと考えています」と話している。

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