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» 2013年06月10日 18時00分 公開

ビジネスニュース 市場予測:2017年、人類の半数がネットに接続し“ゼタバイト時代”が到来 (2/2)

[馬本隆綱,EE Times Japan]
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PC以外の機器からのトラフィック量が増加

 インターネットに接続される機器(固定/モバイル、M2Mなど)は、2012年の約120億台に対して、2017年には190億台を超える予想だ。このことは、インターネットユーザー1人当たり5台の機器をインターネットに接続して使うことになる。特筆されるのは、PC以外の機器からのトラフィック量が増加することである。2012年には26%と全体の1/4程度だったのが、2017年までには49%とほぼ半数を占めることになる。タブレット端末やスマートフォン、M2Mモジュールなどからのトラフィックが急増する見通しだ。特にモノがインターネットにつながる「Internet of Things」の影響力が高まりそうだ。M2Mの接続台数は2012年の20億台に対して、2017年には60億台と3倍の増加が見込まれている。この間のM2MによるIPトラフィック量は20倍になると推定されている。

 日本ではネットワークに接続される機器は2017年に6億2600万台と予想されている。この中で、43%をM2M機器/モジュールが占める。Pepper氏は「M2M機器/モジュールとして日本では、ヘルスケアなどに用いるリストバンドや自動車のスマートタイヤ、スマートグリッド対応の家電機器などに数多く搭載されるだろう」と語る。

機器別のネットワーク接続数の推移。左が全世界市場、右が日本市場 (クリックで拡大) 出典:シスコ

IPv6対応機器の需要は全世界で80億台

 モノのインターネットを加速するのはM2Mと、IPv6への対応だといわれている。IPv6は2011〜2012年ごろから本格的に機器への実装が始まった。2017年にはIPv6対応機器の需要が全世界で80億台といわれ、ネットワーク接続機器の42%を占めることになる。日本でも2017年にはIPv6対応機器は2億5400万台の需要が見込まれており、その構成比率は41%となりそうだ。

 通信速度の高速化も顕著である。世界的な固定ブロードバンドの平均通信速度は、2012年の11.3Mビット/秒に対して、2017年には39Mビット/秒と、3.5倍に高速化する見通しだ。中でも、日本や韓国などアジア太平洋地域は、家庭向け光データ回線(FTTH)の普及が進むこともあって、高速化の伸び率は3.8倍と高い。日本ではブロードバンドの平均通信速度が2012年の26.4Mビット/秒から、2017年には91Mビット/秒となる。同様にモバイル接続は2017年に10.7Mビット/秒と2012年の5倍となる。さらに、モバイルからWi−Fiへの平均接続速度が12.7Mビット/秒から36Mビット/秒へと高速化するという。

 リッチメディアコンテンツについては、ビデオユーザー数の拡大と3D/HDビデオの増加を挙げた。インターネットビデオユーザ数は、全世界で2012年の10億人から、2017年にはほぼ倍増の20億人近くに増加するとみられている。また、インターネットを経由してテレビを視聴するケースが増えるため、ビデオトラフィックは2012年に月間1.3エクサバイトだったものが、2017年には同6.5エクサバイトと5倍に膨らむ見通しである。

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