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» 2013年10月17日 07時00分 UPDATE

「英語に愛されないエンジニア」のための新行動論(21):ラジオ語学番組に出てくる米国人にリアリティはあるのか? (3/4)

[江端智一,EE Times Japan]

対処法1:インコのごとく従順になる

 それでは、想定をはるかに超える緊急事態や、あるいは誰もが口にすることをはばかるような事件が起こった時、「英語に愛されないエンジニア」である私たちは、どんな対応ができるでしょうか。

 ありふれていますが、半年以上の赴任になることが分かっているのであれば、大使館や領事館に、メールアドレスや所在地を連絡しておくことが重要です。定期的にメールなどで緊急情報を提供してくれるからです。

 また、その地域の日本人コミュニティとはコネクション(コネ)をつないでおくことをお勧めします。私たちのチーム“Samurai”では、リーダーやリエゾン兼務の仲間が、大学の日本人会、教会、その他個人のつながりも含めて、積極的にこの日本人ネットワークを構築してくれて、大変助かりました。

 今でこそ私は、「群れるのは柄じゃねえ」と、えらそうな態度を取っていますが、それは日本語が通じるという環境にいるからこそできるのです(内弁慶です)。

 私は、海外の生活で、家族と私の生命と安全のためであれば、プライドを捨て、どこまでもコミュニティに従属できます。それはもう「手のりセキセイインコ」くらい従順になれます。

 ところが、赴任後1年が経過したころになると、これとは逆に、私の住んでいる街にやってくる人が、私のホームページを読んで、コンタクトしてくるようになりました。

フォートコリンズ(赴任していた街の名前)でしばらくお世話になります、○○です。
つきましては、フォートコリンズの日本人コミュニティの、総元締でいらっしゃる江端様に、まずはご挨拶をば・・・


 誰が「総元締」だ、誰が。


 まったく人聞きの悪い、と、私の師匠のN山さんに愚痴のメールを送ったところ、以下の返信をもらいました。

分かっているじゃないですか、その人。
その社会を牛耳る人物に挨拶するのは、新参者としては当然のことでしょう。
ちなみに私も小田原では顔役なので、私の支配力の大きさを知る多くの連中があいさつに来る。職業別では、新聞の勧誘員、宅配便の配達員、国勢調査員などが多いようだが。

対処法2:バラエティに富む表現をラインアップする

 「誰もがしゃべりたくないような話題」に触れてしまう問題に関しては、それはもう回避不能だと思って諦めましょう。「英語に愛されない」以上、いつかどこかで、誰かに、そのような迷惑をかけなければなりません。これはもう必然です。

 ならば、事後的な収拾に力を注ぐべきでしょう。私の場合は、10種類以上の「ごめんなさい」のフレーズを、いつでも頭の中に入れておきました。

  1. 「すみません」
  2. 「あ、ごめんなさい」
  3. 「本当に申し訳ありません」
  4. 「私がうっかりしていました」
  5. 「あのことは申し訳なく思っています」
  6. 「先日は失礼しました」
  7. 「失礼をお許し下さい」
  8. 「おわびのしようもありません」
  9. 「お手数をおかけしました」
  10. 「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」

 「謝ればいい」というものではありませんが、謝るくらいしかできないなら、せめて、バラエティのあるフレーズをラインアップして、心からの謝罪に花を添えたいものです。

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