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IoT時代に備える、簡単な無線接続をかなえる11の機器(前編)無線通信技術(5/6 ページ)

» 2013年10月17日 10時00分 公開
[Cabe Atwell,EE Times]

【4】Pinoccioボード

 「Pinoccio」ボードは、サイズが約2.5×5cmと小型である。だが、小さいからといって侮ってはいけない。組み込み無線を搭載したAtmelのマイコン「ATmega256」を搭載し、Arduinoとの互換性も持つ。さらに、アナログ入力ピンを8個とPWMピンを4個、合計で12個のGPIOピンを備えている。

 また、温度センサーと、赤・青・緑(RGB)のLEDも搭載している。Spark Coreと同様に、あらゆる標準通信プロトコルをサポートするが、UARTポートを2つと、専用のI2C接続を備えている。さらに、リチウムポリマー電池を搭載し、マイクロUSBケーブルで充電が可能だという。IEEE 802.15.4に準拠した2.4GHz帯無線接続によって、ファームウェアをアップデートすることも可能だ。

 Pinoccioは、クラウドファンディングと呼ばれるWebサイト「indiegogo」を利用して資金を調達している。Pinoccioは、オープンソースのハードウェアプロジェクトであることから、Pinoccioを購入したユーザーは、プリント基板CADソフトウェア「EAGLE」のファイルやBOMなどにアクセスすることが可能だ。

「indiegogo」で99米ドルで販売されている「Pinoccio」

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