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ザイリンクスが過去最高売上高を達成、2014年3月期28nmプロセス品が好調

ザイリンクスは2014年3月期通期業績を公表し、28nmプロセス採用製品の売り上げ伸長などから過去最高売上高を記録したと明かした。

» 2014年05月01日 11時30分 公開
[EE Times Japan]

 FPGA大手のザイリンクスは2014年4月、2014年3月期通期売上高が過去最高となる23億8000万米ドルになったと発表した。前年比10%増の増収。社長兼CEOのMoshe Gavrielov氏は、「28nmプロダクトポートフォリオの驚異的な成功がPLD業界における3会計年度連続の当社シェア拡大に成功した」とコメントし、業績成長の主因として28nmプロセス品の販売好調を挙げている。

 2014年3月期通期の粗利益率は、前年の66.0%から上昇し、過去最高の68.8%を達成した。純利益も6億3000万米ドルと前年比29%増という大幅な増益を達成している。

28nm製品でのシェア「70%見込み」

業績を引っ張った28nmプロセス採用製品の1つ「Zynq-7000ファミリ」

 2014年3月期第4四半期(2014年1〜3月)業績は、売上高6億1780万米ドルで、前四半期比5%増、前年同期比16%増とそれぞれ伸長した。特に、業績のけん引役となっている28nmプロセス品の売上高は「前四半期比40%以上増加した」(同社)と大きく伸ばしたとしている。その結果、2014年3月期通期で7シリーズFPGAとZynq-7000ファミリで構成する28nmプロセス採用製品の売上高は3億8000万ドルを達成。Gavrielov氏は、「2014年3月期通期の28nmプロセス採用PLD製品におけるザイリンクス市場シェアは70%になると見込まれる」とした。

 2015年3月期第1四半期(2014年4〜6月)の業績見通しとしては、売上高で前四半期比0〜4%の増収、粗利益率は約68%を見込んでいる。

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