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» 2014年09月01日 12時45分 公開

4K 有機EL時代が幕開け――LG電子「当分の間、これ以上の画質進化はないだろう」ディスプレイ技術(2/2 ページ)

[キム・ジュンベ,ETnews]
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市場をリードするLG電子

 事実上、LGは市場を独走している。しかし、2013年1月、世界で初めて55インチの有機ELテレビを披露したLGは、以後、サムスン電子や中国企業などのライバルたちが有機ELテレビを世に送りだしていく中、死活を賭けるほどの攻撃的な市場攻略は行ってこなかった。市場を揺るがし、覚醒させなければならないLGの立場としては、このことが大きな負担となっていた。

 今回のULTRA OLED TVはそのような点から見ても大きな意味を持つ。既に市場の流れはフルHDから4Kに移行している。過去にフルHD対応有機ELテレビで一戦を交えてきたLGの立場としては、4K対応で市場を攻略していくことが相対的に有利だ。フルHDではない4Kを次世代パネルである有機ELパネルとして世に知らしめようというのだ。

LGの有機ELテレビの歴史
時期 内容 その他
2011年12月 55インチ 3D対応有機ELテレビ公開  
2013年1月 55インチ 有機ELテレビ販売開始 世界初の大型商用モデル
2013年1月 曲面有機ELテレビ公開 世界初
2013年4月 曲面有機ELテレビ販売開始 世界初
2013年9月 「GALLERY OLED TV」販売開始 平面有機ELテレビ「GALLERY」のみ販売
2013年9月 77インチ曲面4K対応有機テレビ公開  
2014年1月 フレキシブル有機ELテレビ公開 世界初
2014年8月 65インチ曲面4K対応有機EL販売開始 世界初
LG電子の資料より作成

勝負の“2014年秋”

 2014年秋、LGは有機ELテレビで勝負をかける。韓国国内において、8月26日からULTRA OLED TVの予約販売が始まった。9月からは、北米とヨーロッパでも同商品の販売を始める。さらに、米国では普及型有機ELテレビも公開した。普及型有機ELテレビ(型番=EC9300)の価格は、約35万円。従来モデルであるEA9800は、2013年4月の発売当初150万円で発売され、その後EA9700は約60万円で販売された。今回の普及型OLED TVの発売を見る限り、LGの有機ELテレビの短期戦略として55インチは普及型、65インチ/77インチ(2014年10〜12月に公開予定)は4K対応に焦点を置いているようだ。

 LG電子やLGディスプレイなどLGグループでは、今後有機ELテレビ市場が大きく拡大していくと予想する。市場調査会社「ディスプレイサーチ」は、2014年のOLED TVの市場規模は10万台にとどまるが、2015年には100万台と1年で10倍近く市場規模が拡大することを見込んでいる。

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【翻訳/編集:EE Times Japan】

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