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最高のオリンピック観戦と“おもてなし”を目指して、NTTが2020年向け新技術を公開NTT R&D フォーラム 2015(2/2 ページ)

» 2015年02月19日 08時30分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]
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スマホをかざしてナビ

 オリンピック・パラリンピックの観戦には世界中の人々が集まってくる。外国人観光客をターゲットとした道案内/観光案内サービスも開発中だ。

 例えば、スマートフォンやタブレット端末、ウェアラブル機器を建物や店舗にかざすと、建物の概要や店舗の商品情報、口コミなどが、端末の画面に表示されるサービスがある。撮影した画像から特徴点を抽出して建物/店舗を特定し、それらにひも付いて登録されている情報を表示する。これには、NTTが2015年2月16日に発表したばかりの「アングルフリー物体検索技術」が採用されていて、どんな角度から建物を撮影しても高い精度で特定できるようにしている(関連記事:スマホで手軽にインスタンスサーチできる技術――NTT )。

photo 端末を店舗にかざすと、その店舗の情報が表示される。日本語、英語だけでなく、多言語に対応していく予定だ。(クリックで拡大)

 もう1つは、AR(拡張現実)技術を使ったナビゲーションサービスだ。駅構内や通路などの看板は、矢印の方向などが分かりにくい場合もある。また、遅延情報や混雑状況などは、日本語でしか表示されないことも多い。そんな時に、看板や掲示板にスマートフォンをかざすと、情報がリアルタイムに翻訳されて、スマートフォンの画面に表示されるというもの。ARエンジンと翻訳エンジンは、クラウドに搭載されている。

photophoto 案内板にスマートフォンをかざす(左)と、情報が翻訳され、ARを使って表示される。矢印なども表示されるので、迷わずにたどり着けそうだ(クリックで拡大)
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