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NXP、QuinticのBTLE事業とウェアラブル事業の買収を完了ビジネスニュース 企業動向

NXP Semiconductors(以下、NXP)は、QuinticからBluetooth Low Energy(BTLE)事業とウェアラブル機器事業の買収を完了した。今回の事業買収により、NXPは提供可能な無線通信システムの製品領域をさらに拡大することになる。

» 2015年03月03日 15時10分 公開
[EE Times Japan]

 NXP Semiconductors(以下、NXP)は2015年2月26日、QuinticからBluetooth Low Energy(BTLE)事業とウェアラブル機器事業の買収を完了した。今回の事業買収により、NXPは提供可能な無線通信システムの製品領域をさらに拡大することになる。事業買収に伴い、BTLE事業の売上高も2015年は前年に比べて5〜6倍に拡大する見通しだ。

 NXPは、2014年11月にQuinticの買収計画を発表し、事業統合に向けて具体的な作業を進めてきた。今回の事業統合によりNXPは、NFCやZigBee、BTLEといった近距離無線通信技術と、マイクロコントローラおよびセキュリティ技術などを組み合わせたシステム提案の幅が広がることになる。特に、ウェアラブル機器やモバイル端末、車載システムなどの用途において事業拡大を見込んでいる。

 事業統合により、中国・北京、深せん、上海および米国カリフォルニアなどで活動しているQuinticの技術者約65人はNXPに移籍する。また、Quinticが米国と中国で保有していた60以上の特許などもNXPが同時に買収した。

 なお、NXPは2015年3月2日(米国時間)に、Freescale Semiconductorを買収することを発表している(関連記事:NXPがフリースケールを118億ドルで買収)。

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