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» 2015年04月01日 11時45分 公開

外科手術を大きく変える可能性:手に乗せた“バーチャル心臓”が鼓動する! ホログラムを医療現場へ (2/2)

[Ariella Brown,EE Times]
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医療現場で導入進む3D画像

 3D画像の有用性は、これまでにも実証されている。心臓を立体的に見ることで、外科医は患者の病巣に対する理解を深められる。MRIスキャンをベースに3Dプリンタで作成した臓器モデルを使うことで、医師は各患者の詳細な手術プランを立て、より正確で効率的な手術を行えるようになっている。こうした臓器モデルは実際に、数多くの救命医療の現場で高い評価を得ている。

*)関連記事:画像診断で高まる3D表示へのニーズ、3Dプリンタとの連携も

 だが、このような臓器モデルは当然ながら“静止したまま”だ。ホログラフィック画像であれば、臓器の動きを、実際の色でリアルに表現でき、しかもリアルタイムに表示できる。

 RealView Imagingは、同社の技術を説明する際に「3Dプリンティング」という言葉を使っている。「ホログラフィは、空間で3Dプリントを行っているようなものだ」(同社)。人間の脳はこのような3D映像から最も迅速かつ正確に情報を取得できるという。

*)関連記事:心臓の3次元モデルを“手元に引き寄せて”観察、ダッソーがデモを披露

 2013年10月に試験プログラムを成功させたElchanan Bruckheimer医師は、「ホログラフィ画像を触ったり、マークなどを付けられたりできるのは、複雑な外科手術において非常に役に立つだろう」と話している。同医師は、16歳の患者の心臓手術の際に、RealView Imaging技術を導入した。

photo ホログラフィ画像を回転させて、心臓の断面図を確認している様子。RealView Imagingの動画より抜粋(クリックで拡大)

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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