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駐車と充電を完全に自動で行うクルマ、ドイツ研究機関が2016年の実用化を目指すビジネスニュース 業界動向(2/2 ページ)

» 2015年05月26日 12時00分 公開
[R. Colin JohnsonEE Times]
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自動運転はまだ始まったばかり

 FZIは非営利の研究機関で、小〜中規模の企業を対象に、アルゴリズムを体験用に提供する。実験段階にあるDBW方式の電気自動車やロボット、その他の自動デバイスの保有台数を増やして、FZIのコンセプトを試してみたい企業に貸し出す計画だという。

 FZIの自動運転車は衝突せずに走行できるだけでなく、速度の遅い自動車を追い抜くといったことも可能だという。走行モードは2種類用意されていて、緊急時のみドライバーが運転を引き継ぐ「ドライバーアシスタンスモード」もある。

 FZIは、地元であるシュツットガルトの政府から、一般道路を時速150kmで走行できるライセンスをもらっている。この場合、GPSや、目印となる建物などの情報を使って走行する。

photo トランクには、Intelの6コア「Xeon」プロセッサが、2個搭載されている。これらはセンサーからのデータを収集、融合する 出典:FZI
photo 空いている駐車スペースに運ばれ、バックで駐車した後、充電ステーションに自動的に接続される 出典:FZI
photo FZIのドライブシミュレータの様子。ドライバーが周囲の環境への“没入感”を感じられるよう、景色を180°映し出せるスクリーンと、FZIが開発中の新しいアルゴリズムがテストされている 出典:FZI

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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