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2015年Q2のスマホシェア、Samsungが首位を維持出荷台数はSamsung減、Apple増

IDCは2015年第2四半期(4〜6月)におけるスマートフォンの世界出荷台数を発表した。Samsung Electronicsが出荷台数でトップを維持し、次にApple、Huaweiと続く。Samsungは首位こそ維持したが、出荷台数は前年同期比で減少しており、反対にAppleは増加している。

» 2015年07月29日 15時20分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

 米国の市場調査会社IDCが2015年7月23日に発表したリポートによると、同年第2四半期(4〜6月期)におけるスマートフォンの出荷台数は3億3720万台で、前年同期の3億210万台から11.6%増加した。IDCによれば、好調を維持している要因は、新興市場で順調に成長しているからだという。

Samsungはトップ維持もシェアは減少

 2015年第2四半期のシェアランキングは、Samsungが21.7%でトップを維持した。次に、Appleの14.1%、Huaweiの8.9%と続く。Huaweiは、前四半期は4位だったので、1つ順位を上げている。また、4位には、前回はトップ5社から外れたXiaomi(シャオミ)が再び浮上した。

 Samsungは1位こそ維持したものの、シェアは前年同期の24.8%から減少している。一方で、Appleは11.7%から14.1%に増加した。出荷台数も、Samsungは2.3%減少したが、Appleは34.9%増加した。IDCは、「中国では『iPhone 6 Plus』の根強い人気と、4Gネットワークの普及が、『iPhone』の成長を支えている」と分析している。

 IDCによれば、Samsungの「Galaxy S6」および「Galaxy S6 edge」の供給は需要に追い付かなかったようだ。ただ、旧モデルの価格が下がったことで出荷台数が伸び、それがよい結果をもたらした。業界の注目は、2015年8月に発表されるとうわさされている、「Galaxy Note 5」と「Galaxy S6 edge plus」の方に移っている。

2015年第2四半期(4〜6月期)におけるスマートフォン市場のトップ5社
メーカー名 2015Q2台数 2015Q2シェア 2014Q2台数 2014Q2シェア 前年同期比増減率
Samsung Electronics 7320万 21.7% 7490万 24.8% ▼2.3%
Apple 4750万 14.1% 3520万 11.7% 34.9%
Huawei 2990万 8.9% 2020万 6.7% 48.1%
Xiaomi 1790万 5.3% 1380万 4.6% 29.4%
Lenovo 1620万 4.8% 1580万 5.2% 2.4%
その他 1億5250万 45.2% 1億4220万 47.1% 7.3%
合計 3億3720万 100% 3億210万 100% 11.6%
IDCの資料を基に作成

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