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その時、警察は何をしてくれるのか?実録! ネット詐欺(後編)(4/5 ページ)

» 2015年09月17日 11時30分 公開
[江端智一EE Times Japan]

やられたら、やり返す

 思い返してみると、今回、注文のボタンを押しながら、私は心のどこかで「これだけ安いパソコンなら、詐欺かもしれないなぁ」と思っていたような気がするのです。

 「まあ。詐欺なら詐欺でもいいかな」とも。

 しかし、実際に詐欺に遭うまでは全く理解できない感情でしたが ―― 「詐欺」は、私の自尊心を壊し、誇りを傷つけました。私の大切なもの ―― 信頼とか、信用とか、安心とかいうものを ―― を踏みにじったのです。

 これは、銭金(ゼニカネ)が問題ではなく、私のプライドの問題でした。

 私は私の誇りにかけて、ヤツを絶対に許さないと心に決めました。


 ―― やられたら、やり返せ


 私たちが(銀行口座を凍結に追い込むなど)1つ行動すれば、詐欺師たちは詐欺の重要アイテムを1つ失うことになります。

 私たちが毎日のように動けば、彼らの詐欺アイテムはどんどん削り取られて、追い込まれていくはずです。

 今の日本には、鼻クソでもほじくりながら、セコいWebサイトを作り、ちょちょっとメールを書くだけで、1日で1億4000万円、年間500億円を不法に得ているヤツらがいるのです。

 あなた、こんなヤツらを許せますか?

 私は絶対に許せません。


 では、最後は、この私をハメた者たちへのメッセージで、この連載のトリを飾りたいと思います。

 ―― 「カン シュウシン」「馬越綾子(umakoshicooks@hotmail.com)」「哀川里代(kekitrade@hotmail.com)」(いずれも偽名だろうが)。よく聞け。私はお前たちを絶対に許さない

 ―― お前たちがポカをやって、どこぞの法廷に引っ張り出された時には、いつでも証人として召喚してもらえるように、仕込んできた(それに、このコラムでこれだけ意思表明しているのだから、間違いはないだろう)

 ―― その時は、検察側の証人として、証言台に立ち、以下のように証言するつもりである


裁判官:「証人は、被告に対してどのような刑を求めますか」

江端:「言うまでもありません。死刑です」


photo 逃げおおせると思うなよ……

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