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業界トップ10入りするON Semiが事業戦略を説明車載、通信、産業機器に焦点(3/3 ページ)

» 2015年12月10日 13時30分 公開
[竹本達哉EE Times Japan]
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日本での製造規模を拡大「存在感を高める」

 日本国内における事業方針では、旧三洋半導体を母体にする製品グループ「SSG」を生かし、単純な製品販売だけでなく、製品開発から生産、サポートまでを日本で実施していく体制を継続、強化する。

 製造面では、新潟工場に加え、出資する会津富士通セミコンダクターマニュファクチャリング*)での量産もスタート。既に、3種類のプロセスを会津富士通セミコンの生産ラインにポーティングし、今後、さらに3種類のプロセスの移管を進め、会津富士通セミコンで2016年末までに8インチウエハーで月産1万5000枚以上の生産を予定。国内車載市場などで根強い国内製造への要望に応える。

*)関連記事:富士通セミコンがオンセミと半導体製造で合弁

新潟工場(左)、会津富士通セミコンダクターマニュファクチャリング(右)での取り組みに関する説明資料 (クリックで拡大) 出典:ON Semiconductor
SSGのビジネス概況 (クリックで拡大) 出典:ON Semiconductor

 SSGとしてフォーカスするアプリケーションは、バッテリー管理、スマホ/タブレット、モーター制御、そして車載の4領域。三洋半導体買収後の新製品ビジネスが順調に拡大し、海外向けビジネスも伸びている状況。SSG上席副社長兼ゼネラル・マネージャーのMamoon Rashid氏は「SSGビジネスは、プラス方向へ転換した。今後も、海外市場に向けたソリューション開発を行うとともに、国内顧客へのフォーカスを維持して日本での存在感を高める活動を継続する」とした。

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