メディア
特集:IoTがもたらす製造業の革新〜進化する製品、サービス、工場のかたち〜
連載
» 2016年08月29日 11時30分 公開

Over the AI ――AIの向こう側に(2):我々が求めるAIとは、碁を打ち、猫の写真を探すものではない (8/9)

[江端智一,EE Times Japan]

(2)評判抽出

 (どういうアルゴリズムで実現しているのか、私には皆目検討もつきませんが)この機能は、良いイメージで語られる言葉と、悪いイメージで語られる言葉を発見します。

 例えば、「消滅」という言葉は、コラム前半の次のフレーズで使われています。

『“IoT”と同様に、今、まさにブームの真っ最中であることは明確なのですが、完全に消滅することなく、緩慢な周期性が観測されます』

 このフレーズは、全体としてはポジティブな意味で、そのフレーズの中で「消滅」という言葉が使われていることが分かります。

 一方、「後輩」という言葉は、

『あの無礼な後輩は、携帯電話から続けました』

というように、ネガティブなフレーズで使われていることが確認されます。

 「人工知能」という言葉が、ネガティブなフレーズの中で使われまくっていることは、今さら確認するまでもないでしょう。

 つまり、あなたは、このコラムの前半を一行も読まなくても、「この著者は『人工知能、死ねばいいのに』と思っている」ことが看破されてしまうのです(もちろん、誤解ですよ)。

(3)ことばネットワーク

 そして、私が乱用……もとい、頻用しているのが、この「ことばネットワーク」機能です。

 これは、属性と言葉や、言葉同士の関連性の強さをネットワーク図で図示します。単語同士のかかり受け関係や、同じタイミングで登場していることばの確率を視覚化でき、さらに、関連の強いものどうしで、クラスタを作ることもできます。

 本コラムの前半が「人工知能」「希望と絶望」「通信と会話」「ナンシー」「ブーム」「猫、将棋、囲碁」について言及されていることが、一目で理解できます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.