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OKI、樹脂材料の「UL94燃焼性試験」サービス開始一般的な燃焼性試験を全て可能に

OKIエンジニアリングは、電気・電子部品に使用される樹脂材料の「UL94燃焼性試験」サービスを開始すると発表した。これにより、一般的な燃焼性試験を全て実施できるようになったという。

» 2016年09月23日 15時30分 公開
[庄司智昭EE Times Japan]

環境試験から物質分析までワンストップ評価を

 OKIエンジニアリングは2016年9月20日、電気・電子部品に使用される樹脂材料の「UL94燃焼性試験」サービスを開始すると発表した。価格は1件当たり10万円から。

 樹脂材料は、電子・電気部品の構成材料として幅広く使われており、火災の原因にならない安全性が高く求められる。そのため、ISO/IEC 60695が規定した「グローワイヤ試験」「ニードルフレーム試験」や、UL94が規定した燃焼性試験が行われている。

 同社は、「グローワイヤ試験とニードルフレーム試験サービスは既に提供しているが、Underwriters Laboratoriesが制定するUL94も国際的に認知度が高く、合格したことを表すULマークは世界中に普及している」と語る。今回、UL94燃焼性試験の実施環境を整備したことで、一般的な燃焼性試験を全て実施できるようになったという。

「UL94燃焼性試験」のイメージ (クリックで拡大) 出典:OKIエンジニアリング

 また、耐候性などの各種環境試験や構成物質分析などの化学評価サービスを含めた樹脂材料の多面的な評価もワンストップで実施可能。これにより、顧客は自社で設備、人的投資をすることなく、樹脂材料の評価を効率的に行うことができるとした。

 なお、耐火性試験サービスに関する詳細は、同社のWebサイトから閲覧できる。

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