2016年10月4日から7日まで開催されるCPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)に関する展示会「CEATEC JAPAN 2016」の開催前日記者会見が、展示会会場の千葉市・幕張メッセで行われた。
「CEATEC JAPAN 2016」は、これまでのIT・エレクトロニクス総合展から「CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会」へ展示会内容を一新し、2016年10月4~7日の4日間の会期で千葉市幕張メッセで開催される。
展示会内容を一新した理由について主催団体の1つであるJEITA専務理事の長尾尚人氏は、「CEATECは、先端技術総合展であり、人や社会を豊かにするテクノロジー、サービスを展示する場。これまでは、高機能で安価な家電を提供することで、人や社会が豊かになってきた。しかし、今は、高機能で安価なものを作ることは十分になり、今度は、製品やサービスをつなぎ合わせることが人や社会を豊かにするようになった」と、先端技術の主戦場が家電を代表した製品から、CPS/IoT領域へ移ってきたことを挙げた。
展示会内容については「さまざまなつなげる力を必要」とし、“情報通信産業と異業種”“大手企業とベンチャー企業”“日本と海外”をつなげることを目的にした企画を展開。そうした取り組みにより、出展企業・団体数は前回(2015年)の531社から648社と前回比2割増と実現。ベンチャー企業の出展社数に関しても前回の54社から2.5倍増えた137社に達したとする。
海外との交流についても、CEATEC 2016開催に合わせて日米間、日独間それぞれでIoT関連で連携していくための調印を行う予定だとした。
長尾氏は、「相互のつながり力を見せたい。日本国内の産業、技術の個々にはポテンシャルがある。だが、つながっていない。CEATECを通じて、個々の産業、技術をつなげて、日本の底力を見せていく」と意気込みを語った。
なお、主催者では、4日間の会期中15万人の来場者を見込んでいる。
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