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» 2016年10月14日 13時35分 UPDATE

DDICとTDDIの新製品を発表:シナプティクス、新たな成長エンジンは車載事業 (2/2)

[馬本隆綱,EE Times Japan]
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生体認証市場、年平均成長率は52%

 2つ目の成長分野として挙げるのは「生体認証」ソリューションである。指紋センサーを中心とした関連市場は、2016年から2019年までに年平均成長率52%と高い伸びを予測する。その背景には、スマートフォンなどモバイル端末を用いた決済サービスの普及がある。このため同社は、指紋センサーの低コスト化などに取り組むと同時に、より高度なセキュリティを実現する仕組みを提案していく。

 「生体認証の方式として、現在は指紋認証が大半を占めているが、これから音声や顔、虹彩など、さまざまな生体認証技術が用いられることになろう」(Barber氏)と話す。

生体認証システムの市場予測 出典:Synaptics他

 同社は、より高度なセキュリティを実現するためのソリューションも用意している。指紋のテンプレートをセンサー側に内蔵した「Match-in-Sensor」機能や、採取した指紋情報が異なる場合に認証を拒否する「PurePrint Anti-spoofing」などである。

 アンダーガラス認証機能に関連する技術ロードマップも示した。最近、厚みが300μm以下のガラスに対応する指紋センサー技術を発表した。今後12カ月以内には厚みが800μm以下のカバーガラスにも対応していく。さらに、24カ月以内を目標にインディスプレイ方式の指紋センサーを提供できるよう開発していることも明らかにした。

アンダーガラス認証機能の開発ロードマップ 出典:Synaptics

ハイブリッドインセルパネル向けTDDIを投入

 「タッチアンドディスプレイ」事業で高い伸びを期待するのが、TDDIおよびOLED向け製品群である。2019年までにはスマートフォン用LCDパネルの大半にTDDIが採用され、2020年までにはスマートフォン用ディスプレイとして7億枚を超えるOLEDパネルが出荷されるとの予測がある。こうした中で同社は、ハイブリッドインセルパネル向けに最適化したTDDI「TouchView TD4303」を新たに発表した。これによって、同社のTDDI製品はインセルとハイブリッドインセルの両方式をサポートすることになった。新製品はフルHDの解像度に対応し、機能拡張などが可能な統合RAMを内蔵している。

ハイブリッドインセルパネルに対応したTDDI「TouchView TD4303」の実装イメージ 出典:Synaptics

 OLEDパネルに向けては、これまでディスクリートのタッチコントローラを供給してきた。現在、OLED向けのDDICやTDDI、指紋認証機能などの開発投資も行っているという。将来はこれらの機能を統合したOLED向けソリューションを提案していく考えだ。

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