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» 2016年12月01日 13時30分 公開

ON Semiconductor:旧三洋の組織消えるも、日本への積極投資継続 (2/2)

[竹本達哉,EE Times Japan]
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日本での生産能力、1年で約3割増強へ

 現段階での日本への投資計画としては「ON Semiconductor全社としての需要増加に対応するため」として、国内での生産能力を向こう1年で3割ほど増強する。

 まず、旧三洋半導体から引き継いだ新潟工場(新潟県小千谷市)は現在、PSG、ASG、ISGの各事業部門の製品製造を手掛ける「ON Semiconductor全社にとって重要な拠点」との位置付けにあり、「全社的な8インチウエハーへの移行を推進する拠点として増産を図る」(Somo氏)との方針。現状、週当たりウエハー1万枚(5〜8インチウエハー合算値)の前工程生産能力を、8インチウエハーを中心に増強し2017年末には週当たり1万2000枚に引き上げる。また、全拠点に先行し、8インチウエハーでの超薄加工(50μm以下対応)プロセスにもこのほど対応させたとする。

日本での製造方針の概要。左が新潟工場、右が会津富士通セミコンダクターマニュファクチャリングでの製造方針 (クリックで拡大) 出典:ON Semiconductor
川崎郁也氏

 さらに、一部出資を行い、製造委託を行う会津富士通セミコンダクターマニュファクチャリング(福島県会津若松市)での増産も計画。現状、3種類のプロセス移行を完了し週当たり2200枚以上の8インチウエハー製造を生産しているが、これを2017年末までに週当たり4000枚まで引き上げる計画。さらに2種類のプロセス移管作業も進めている他、「次世代バッテリー保護用FETや中耐圧パワーFETプロセスといった新プロセスの開発もスタートさせている」(川崎氏)という。

 Fairchildの統合作業については「今後、6〜9カ月以内に販売チャネルの見直し、再編を行いたい」とするなど、途中段階にある。生産面についても「これまで、Fairchildが外部委託していた製品の一部を内製化し、効率化、品質向上を図っていくなど統合効果を発揮してきたい」(Somo氏)との方針を語った。

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