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Synopsysが静的解析機能強化、Fortranに対応Forcheckの技術資産買収完了

Synopsysは、ソフトウェア会社Forcheckからの技術資産買収を完了した。買収により得た技術資産を、Synopsys製の静的解析ツール「Coverity」に追加/統合することで、解析機能がさらに強化される。

» 2017年01月16日 09時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

モバイル向けから航空宇宙機器向けのソフトウェアまで対応

 Synopsysは2017年1月、ソフトウェア会社Forcheckからの技術資産買収を完了したと発表した。今回の買収により得た技術資産を、Synopsys製の静的解析ツール「Coverity」に追加/統合することにより、解析機能がさらに強化されることになる。

 Forcheckは、科学技術計算に向いたプログラミング言語「Fortran」で開発されたソフトウェアコードの欠陥や異常を特定するための静的解析ツールを提供してきた。一方、Synopsys製のCoverityはすでに、「C/C++」や「Objective-C」「C#」「Java」「JavaScript」「PHP」「Python」「Ruby」「Node.js」および「Android」といったプログラミング言語をサポートしてきた。今回の買収により、Fortranも新たにCoverityが対応する言語の1つとして追加されることになった。

 Synopsysのソフトウェアインテグリティグループの上級副社長でゼネラルマネジャーを兼務するAndreas Kuehlmann氏は、解析機能の追加/統合について、「Fortranベースのクリティカルな基盤システムの開発/保守に関わる企業や団体にも、当社のソフトウェアインテグリティプラットフォームを活用することができるようになる」とコメントを述べた。

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