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ローデ、GNSSシミュレーターを発売実環境に即した測定シナリオ生成

ローデ・シュワルツ・ジャパンは、ベクトル信号発生器「R&S SMW200A」用のGNSSシミュレーターを発売した。

» 2017年10月25日 09時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

複雑な干渉信号なども内部で生成、テスト設定を簡素化

 ローデ・シュワルツ・ジャパンは2017年10月、ベクトル信号発生器「R&S SMW200A」用の全球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)シミュレーターを発売した。

 R&S SMW200Aに搭載されたGNSSシミュレーターは、複雑で実環境に即したテストシナリオを、容易に生成することができる。GNSS受信機などにおけるマルチ周波数やマルチアンテナシステムの試験に向けて開発した。これによりユーザーは、最大4つのRF出力に割り当てることができる72のGNSSチャネルにアクセスできるようになった。

GNSSシミュレーターを搭載したR&S SMW200Aの外観

 R&S SMW200Aは、QZSS(準天頂衛星システム)信号やSBAS(衛星航法補強システム)信号、GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou信号を生成することができる測定器である。これを活用すれば、実環境下で受信者の位置精度を迅速かつ簡便に検証することが可能になるという。複雑な干渉信号なども内部で生成することができるため、測定に必要な信号源を外部に追加する必要がない。測定や操作のための外部PCも不要なため、テスト設定を簡素化することができる。

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