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特集:IoTがもたらす製造業の革新〜進化する製品、サービス、工場のかたち〜
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» 2017年12月21日 13時30分 公開

JASA発IoT通信(6):感情とIoTを融合させた新しいサービスモデルの提案 (5/6)

[國井雄介(クレスコ),EE Times Japan]

エモーションドリブンサービスモデルプロトタイプ(ET2017出展デモ)

 エモーションWG内で検討したエモーションドリブンサービスモデルの検証とエモーションキャッチセンサーの特性確認のため、エモーションセンシングのプロトタイプ2種類を作成し、「Embedded Technology 2017」(ET 2017/2017年11月15〜17日)においてデモ展示を行った。

 1つ目のプロトタイプは、バイタルセンサーを利用し、人間のバイタルが感情によってどのように変化するかを確認し、バイタルにより感情を識別することが可能かを検証するプロトタイプである。

 ET 2017でのデモの内容は、シート型のバイタルセンサーを利用し、離着席、心拍数などの情報をセンシング、その状況に応じて、コミュニケーションロボットであるRAPIROが話し掛け、アクションをするというものである。下記に構成図と、実際のプロトタイプの画像を示す。

シート型のバイタルセンサーを利用したプロトタイプデモの構成イメージ
シート型のバイタルセンサーを利用したプロトタイプデモの様子

 プロトタイプを利用した検証の結果、プロトタイプに使用したセンサーでは、感情の変化が明確に判断できるようなデータの変化が見つけられなかった。また、バイタルの変化には個人差があることや、バイタルセンサーが安定するまでにある程度時間がかかり、取得したデータにタイムラグがあることが分かった。心拍、脈拍を定常的に取得し続ける必要のある見守りシステムのようなユースケースでは、このセンサーは効果が高いと感じられたが、今回のデモのユースケースには適さなかった。ET 2017でのデモにおいても、離着席の検出が遅く来場者にうまく検出結果を見せることができなかった。

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