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ウエハー出荷面積、4年連続で過去最高を更新2017年は前年に比べ10%増

世界の半導体用シリコンウエハー出荷面積は、2017年も過去最高を連続更新した。

» 2018年02月08日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

販売額も2017年は21%増加

 SEMIは2018年2月、2017年の世界シリコンウエハー出荷面積が前年に比べて10%増加し、過去最高を連続更新したと発表した。同販売額も前年比21%の増加となった。

 半導体用シリコンウエハーの出荷面積は、SEMI Silicon Manufactures Group(SMG)による分析結果に基づいて、SEMIがその動向を発表している。これによると、太陽電池用を除く2017年の世界シリコンウエハーの出荷面積は、118億1000平方インチとなった。近年では2014年に2010年の実績を超え、それ以降は連続して過去最高を記録している。

 2017年の世界シリコンウエハー販売額は87億1000万米ドルとなった。2016年の販売額72億1000万米ドルに比べて大きく伸びた。ただ、2007年には121億米ドルの販売額を記録したこともある。

半導体用シリコンウエハー(太陽電池用除く)の出荷面積と販売額の推移 (クリックで拡大) 出典:SEMI

 SEMI SMGの会長を務めるNeil Weaver氏は、「半導体用シリコンウエハーの年間出荷面積は、4年連続で過去最高を記録した。販売額も前年に比べて増加はしているが、10年前に記録した過去最高水準をずっと下回っている」とコメントした。

 発表された数値は、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷したバージンテストウエハー、エピウエハーを含むポリッシュドウエハーとノンポリッシュドウエハーを集計したものである。

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