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特集:IoTがもたらす製造業の革新〜進化する製品、サービス、工場のかたち〜
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» 2018年02月16日 11時30分 公開

IoTやAI関連の研究開発を強化:三菱電機、低消費電力や低コストをAI技術で実現 (3/3)

[馬本隆綱,EE Times Japan]
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28GHz帯500MHz帯域を用い、通信速度25.5Gビット/秒を達成

 3つ目の「16ビーム空間多重技術」は、2020年以降にも実用化が期待される5Gの基地局に向けて開発した。この技術を適用して28GHz帯ハイブリッドビームフォーミング型超多素子アンテナシステムと、2ビーム超多素子アンテナRFユニットを開発。周波数28GHz帯で500MHz帯域を用い、25.5Gビット/秒の通信速度を実験室環境で実証した。

5G基地局向け「16ビーム空間多重技術」の概要 出典:三菱電機

 ハイブリッドビームフォーミング型の16ビーム空間多重技術は、APAA(Active Phased Array Antenna)によりアナログで16ビームを形成。その出力信号をMIMO(Multiple Input Multiple Output)デジタル処理して、ビーム間干渉を低減する。この技術により、4096素子アンテナ合成で得られる高い利得を、16素子分の少ない演算量で実現した。

 アンテナRFユニットの薄型化も実現した。256素子アンテナの背面に、16個の移相器ICと64個の増幅器ICなどを実装して、アンテナ部と電気的に結合した。このため接続用のケーブルなどが不要となり、放熱フィンを含めユニットの厚みを7cmの抑えることができた。

アンテナRFモジュール技術の概要と、2ビーム超多素子アンテナRFユニットの外観 (クリックで拡大) 出典:三菱電機

 実証実験などに用いる2ビーム超多素子アンテナRFユニットは、この薄型アンテナRFユニットを2台搭載している。外形寸法は25.1×28.6cm。ビル壁面などへの取り付けも容易である。2018年度内には屋外での実証実験を予定している。

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