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» 2019年02月12日 18時07分 公開

後工程装置事業で統合効果狙う:ヤマハ発動機、新川とアピックヤマダを統合へ

ヤマハ発動機は2019年2月12日、新川を子会社化するともに、新川がアピックヤマダを完全子会社化し、ヤマハ発動機、新川、アピックヤマダの3社間で、半導体製造装置/電子部品実装装置事業を統合すると発表した。

[竹本達哉,EE Times Japan]

 ヤマハ発動機は2019年2月12日、新川を子会社化するともに、新川がアピックヤマダを完全子会社化し、ヤマハ発動機、新川、アピックヤマダの3社間で、半導体製造装置/電子部品実装装置事業を統合すると発表した。事業統合は2019年6〜7月に実施される予定。

 3社間の事業統合は、新川がアピックヤマダを公開買付けで完全子会社した後、その新川が第三者割当増資を実施し、ヤマハ発動機が新川を子会社化する。その後、新川は会社分割して設立する新会社に事業を移管し、新川は新会社とアピックヤマダを完全子会社に持つ共同持株会社になる。共同持株会社としての社名は未定で、共同持株会社に対するヤマハ発動機の出資比率は、56.63%になる見込み。また共同持株会社化後も、上場を維持する方針。

統合はまず、新川がアピックヤマダを完全子会社化し、その新川をヤマハ発動機が子会社化する 出典:ヤマハ発動機
ヤマハ発動機の子会社となった新川は、会社分割設立新会社に事業を移管 出典:ヤマハ発動機
事業を移管した新川は、新会社(新川)とアピックヤマダを完全子会社に持つ持株会社となり、上場を維持する 出典:ヤマハ発動機

 新川は、ボンディング装置など半導体後工程装置事業が主力で、2018年6月にパイオニアFA(現PFA)を子会社化し、電子部品実装装置事業も手掛けている。ただ、半導体製造装置価格の下落などの要因から、2009年3月期以降、2017年3月期を除いて、営業赤字の状態が続くなど苦戦を強いられている。

 ヤマハ発動機と新川は2015年5月に、ヤマハ発動機が実装装置事業での技術を応用して開発製造するフリップチップボンダーを新川が仕入れ、新川ブランドで販売する販売提携契約を結んで協業してきた。そうした中で両社は、新川の業績低迷に対応するため、資本提携を含めた関係強化を検討。その検討を行っている中、2018年4月にモールディング装置、リード加工機など半導体製造装置を手掛けるアピックヤマダが新川に対して事業統合を提案。これを受け、新川が2018年7月に、ヤマハ発動機に対しアピックヤマダを含めた3社での事業統合を提案し、3社での検討を行った結果、統合合意に至った。

 統合についてヤマハ発動機は「3社の技術を融合し、半導体後工程および、電子部品実装分野におけるターンキープロバイダーとして、顧客の期待を超えるトータルソリューションを提供することを目指していく。さらに、日本発の新しいプロセス技術を創造、発信する企業として、新たな参加企業も募り、半導体後工程製造、電子部品組み立て装置市場で世界トップシェアを目指していく」としている。

※2月12日の会見の模様はこちら⇒「新川、アピックヤマダを統合:「後工程+SMTをワンストップで」、ヤマハ発動機」

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