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» 2019年03月19日 11時30分 公開

Microsoftなどが主導:データセンター向け技術をオープンに、進む取り組み (3/3)

[Rick Merritt,EE Times]
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新しい冷却システムも必要に

 プロセッサやアクセラレーターの高性能化に伴い、現在主流のもの以外の冷却システムに対する関心も高まっている。

 MicrosoftのVaid氏は、「展示会場では、数々の独創的なアイデアを目にすることができた。OCPは2020年までに、『このワット数の場合には、この冷却システムが必要だが、そのワット数の場合は別の冷却システムの方が適している』というような提案をできるようにしたい」と述べている。

 OCPの冷却委員会は、今のところまだ数カ月間しか活動していないため、2020年のイベントは、標準規格のための高い目標となるだろう。一方、今回のイベントの参加者たちは、さまざまな種類のヒートパイプやポンプ、魅力的な冷却技術などに触れることができた。

台湾のWiWynnが展示した、2相(液体冷却と空気冷却)液浸冷却システム

 あるベンダーによると、現在、一部のWeb大手企業が進めている自社製ソリューションの他、十数台の液体冷却装置も利用することが可能だという。また液浸冷却装置についても、単相あるいは2相システムを提供している競合企業が8社ほど存在するという。

 液浸メーカーであるSubmerは、「現在、4MW相当のシステムの試作を進めている。数日以内には、当社にとって初となる10MWシステムの事業展開を発表できる予定だ」と述べている。

LinkedInのブースでは、Zutacoreが、熱交換システムを展示していた

Facebookも準備を進める

 Facebookは、今後1年間に予測される大量のアクセラレータに対応するための準備を進めているという。

 例えば同社は、ビデオトランスコーダー向けASICの開発においてBroadcomとVerisiliconと協業することにより、携帯端末からの突然のアップロードや、「Facebook Watch」の動画シリーズに至るまで、あらゆるデータへの対応が可能になるとしている。H.264やVP9、AV1などの規格と互換性を実現する予定だという。

Facebookの「Emerald Pool」は、最大8個のアクセラレーターを搭載できるサーバだ

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】

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