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» 2019年03月25日 10時30分 公開

日置電機が発売:1台で30A、5A、0.5Aのレンジに対応する電流プローブ

日置電機は2019年3月5日、30A、5A、0.5Aの3つのレンジに対応した電流プローブ「CT6710」「CT6711」を発表した。オシロスコープやメモリハイコーダなどに接続して使用する製品である。2製品は周波数帯域が異なり、CT6710は50MHz、CT6711は120MHzである。

[村尾麻悠子,EE Times Japan]

 日置電機は2019年3月5日、30A、5A、0.5Aの3つのレンジに対応した電流プローブ「CT6710」「CT6711」を発表した。オシロスコープやメモリハイコーダなどに接続して使用する製品である。2製品は周波数帯域が異なり、CT6710は50MHz、CT6711は120MHzである。電子機器や携帯用端末、自動車向けのモーターなどの設計開発の用途に向ける。

 CT6710/CT6711の最大の特長は、3つの電流レンジに対応していることだ。これにより、突入電流など比較的大きな電流から、Bluetooth Low Energy(BLE)デバイスの通信時の消費電流など、微小電流まで、1台で観測できるようになる。「従来は、電流レンジによってプローブを交換する必要があったが、CT6710/CT6711であれば、電流プローブに接続されている中継BOXのボタンを押すだけで、電流レンジを切り替えられる」(日置電機)

電流プローブ「CT6710」「CT6711」の外観。写真右下が中継BOXで、ここのボタン(上下の矢印ボタン)を押すだけで簡単に電流レンジを切り替えられる(クリックで拡大)

 0.5Aレンジにおける出力レートが10V/Aと大きいことも特長だ。日置電機の従来品である「CT6700」「CT6701」では1V/Aだったので、出力レートが10倍になっている。出力レートが大きいと、オシロスコープに入力される電圧が大きくなるので、入力時の外部環境の影響が減り、オシロスコープでよりクリアな波形を観測できるようになる。

オシロスコープの波形(1mA電流波形)。出力レートが高いと、オシロスコープの感度を上げずに波形を観測できるので、ノイズが目立たず、よりクリアな波形で観測できるようになる 出典:日置電機(クリックで拡大)

 また、設定した電流レンジに対して過大な電流が入力されると、保護機能が作動して警告ランプが点灯するようになっている。

 CT6710/CT6711は2019年3月13日から販売を開始していて、本体価格はCT6710が47万円。CT6711が54万円となっている。

 日置電機によれば、より幅広い電流レンジを1台の電流プローブで対応してほしいという要望があったという。他社製品には30Aと5Aという2レンジ対応のプローブがあるが、3レンジ対応は、他にはないとしている。「とりわけ、(0.5Aなど)低い電流レンジを観測したいという声は、常にある」(日置電機)

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