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» 2019年04月04日 09時30分 公開

土壌発電と水分発電をセットに:エイブリック、バッテリーレスの無線センサー

エイブリックは、独自のCLEAN-Boost技術とBLE無線モジュールを一体化した「バッテリーレス無線センサー実験キット」の販売を始めた。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

エナジーハーベストの実用化を後押し

 エイブリックは2019年4月、独自のCLEAN-Boost技術とBLE無線モジュールを一体化した「バッテリーレス無線センサー実験キット」の販売を始めると発表した。

 CLEAN-Boost技術は、マイクロワットレベルの極めて小さいエネルギーを集めて蓄電し、このエネルギーを活用して無線モジュールを動作させる技術である。同社はこれまで、土壌中の発電菌や水中で起こる電気化学反応、室内のあかりなど、身の回りにあるエネルギー源から得られる極めて小さいエネルギーを活用して動作させる無線モジュールなどを開発し、展示会などで紹介してきた。

 発売を決めたバッテリーレス無線センサー実験キットは、土壌発電と水分発電を行う2種類のセンサーを1セットにした製品である。CLEAN-Boost無線タグモジュールは小型軽量で防水加工となっているため、さまざまな場所や環境で実験を行うことができる。

 また、汎用的なBLE(Bluetooth Low Energy)のビーコン信号を間欠的に発信することができる。蓄電するエネルギーによって発信する間隔は異なるため、この機能を水位センサーなどに応用することも可能だという。

左が発電菌土壌センサーキット、右は水分発電センサーキットの内容 出典:エイブリック

 CLEAN-Boost無線タグモジュールは、外形寸法が25×40×10mmで、蓄電量は発電菌土壌センサーが約180mJ、水分発電センサー用が約450mJである。起動開始電圧は発電菌土壌センサーが直流0.35V(代表値)、水分発電センサー用が直流0.75V(代表値)となっている。実験キットの価格は29800円(税別)。

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