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» 2019年04月15日 09時30分 公開

最大44GHz、400MHz幅に対応:ローデ、5G時代の“ミドルクラス・スペアナ”を発表 (1/2)

Rohde & Schwarzの日本法人であるローデ・シュワルツ・ジャパンは2019年4月12日、都内で記者会見を開き、スペクトラムアナライザー(スペアナ)の新製品「R&S FSV3000」と「R&S FSVA3000」を発売したと発表した。2つの新製品は、周波数40GHz前後まで対応し、価格数百万円クラスのミドルエンド領域のスペクトラムアナライザー。従来のミドルエンド機に比べ、対応する帯域幅を拡大させるなどし、需要が増加している第5世代移動通信(5G)対応機器の開発、製造用途に対応する性能を備えた。

[竹本達哉,EE Times Japan]

 Rohde & Schwarzの日本法人であるローデ・シュワルツ・ジャパンは2019年4月12日、都内で記者会見を開き、スペクトラムアナライザー(スペアナ)の新製品「R&S FSV3000」と「R&S FSVA3000」を発売したと発表した。2つの新製品は、周波数40GHz前後まで対応し、価格数百万円クラスのミドルエンド領域のスペクトラムアナライザー。従来のミドルエンド機に比べ、対応する帯域幅を拡大させるなどし、需要が増加している第5世代移動通信(5G)対応機器の開発、製造用途に対応する性能を備えた。

スペクトラムアナライザー新製品「R&S FSV3000」(写真上)。LAN接続した信号発生器(写真下)と連動する機能なども備える (クリックで拡大)

5G NR(New Radio)に対応する解析帯域幅

 Rohde & Schwarzは、これまでスペクトラムアナライザーのミドルエンド機として「R&S FSV」とより高機能、高性能な「R&S FSVA」の2シリーズを展開してきた。今回、発売したR&S FSV3000、R&S FSVA3000は、R&S FSV、R&S FSVAそれぞれの後継機種に相当し、R&S FSVA3000が上位機種として位置する。

Rohde & Schwarzのスペクトラムアナライザーの製品構成。発売した「R&S FSV3000」「R&S FSVA3000」は、ハイエンド機の「R&S FSW」に次ぐ性能を誇るミドルエンド機として位置付ける (クリックで拡大) 出典:ローデ・シュワルツ・ジャパン

 R&S FSV3000、R&S FSVA3000の最大の特長は、5Gで新たに使用される無線周波数帯「5G NR(New Radio)」に対応する解析周波数、帯域幅を備えたことだ。「LTE対応基地局の開発現場、製造現場で広く使われてきた」という従来製品のR&S FSVと同FSVAが“4G時代のスペクトラムアナライザー”だとすれば、R&S FSV3000、R&S FSVA3000は“5G時代のスペクトラムアナライザー”だと言える。

「R&S FSV3000」「R&S FSVA3000」と従来機種のIQ信号解析帯域幅比較 (クリックで拡大) 出典:ローデ・シュワルツ・ジャパン

 両製品とも、最大44GHzまで対応。28GHz帯や39GHz帯といった5G NRに対応できる性能を備えた。また5G NRは、帯域幅が200MHz幅ないし、400MHz幅といった広い帯域幅になるが、R&S FSV3000は最大200MHz幅、R&S FSVA3000では最大400MHz幅のIQ信号解析幅を備えている(いずれもオプション使用時。標準モデルはいずれも28GHz幅)

 また製造現場での使用に向けて、測定スピードの高速化も実施。内部バスにPCI Express3.0(PCIe3.0)を採用するオプションや、クラウドサービスや各種サーバなどと高速通信を行うための転送速度10Gビット/秒のLANインタフェースオプションを用意した。

 ダイナミックレンジは28GHz時で105dB超。「ミドルクラスの競合製品と比べて高い性能を、特に高周波数で発揮する」(ローデ・シュワルツ・ジャパン)としている。

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